第14話

Ep14
565
2022/01/12 11:59
付き合って数ヶ月が経った。

マサヤくんは忙しい時間の合間を縫って、今でもこっそり私の部屋に来る。



「トントン」


私の部屋の窓を叩く音がする。

私はこの音が大好き。
マサヤくんと私の2人だけの、秘密の時間が始まる。
マサヤ
マサヤ
あなたー。会いたかったー。
「会いたかった」
とか
「好き」
とか
いつもストレートに伝えてくれる。

それが嬉しくもあり、恥ずかしくもある。



そして、

マサヤくんは


スキンシップが多い。


「ギュ、、、、」

疲れて帰ってきた日にはいつもより多めに抱きついてくる。どうやら、今日はその日のようだ。

私はマサヤくんの前に座り、後ろからハグされながら一緒にテレビを観る体勢になった。
マサヤ
マサヤ
あ〜、落ち着く〜
(なまえ)
あなた
最近また忙しそうだね
ちゃんと寝てる?
後ろからハグをしながらマサヤくんは喋り続ける。
いつまで経ってもこうゆうの慣れない。
マサヤくんの声が耳元で聞こえる。ドキドキする。
恥ずかしくて、未だに自分からハグをしたり出来ない私は、平然を装うのがやっとだ。
マサヤ
マサヤ
うーん、
あんまり寝てないかも
(なまえ)
あなた
休みも少ないもんね
マサヤ
マサヤ
そうそう!明日急にオフになったんだ!!
あなたも明日休みじゃなかった?
(なまえ)
あなた
うん、私も明日休みだよ
マサヤ
マサヤ
じぁさ、
デートしない?
一緒にどっか行きたい
(なまえ)
あなた
え!!!

デート、、、したい
思いがけない誘いに驚き、
顔だけ振り向くと、マサヤくんの顔がすぐ目の前にある。




マサヤくんの顔も少し赤くなっている。






マサヤ
マサヤ
、、、あのさ
マサヤ
マサヤ
今日は泊まってもいい?



泊まる?!

今まで何度かテレビを観ながら寝ちゃったことはあるけど、夜中には帰ってた。



私を抱きしめる力が少し強くなる。
マサヤ
マサヤ
もう、
だめだぁ〜〜
な、な、な、なにが駄目なのでしょうか?





駄目なのは、私のほうです。



心臓が破裂しそうです。







今日は、



初めての





お泊まりです。