あなた「よし。練習場到着〜。したら私ら引き続き護衛するんで、好きに練習しちゃってください」
真希「スーツで動くの慣らしとくか?」
釘崎「ですね〜。感覚掴んでおきたい」
あなた「あ、金髪は変わらず自由ないから」
侑「なんでや」
あなた「狙われてるのあんただよ。厄介なファン作ったね」
侑「は!?」
あなた「殺されないよーにね。どっかに出かける時は絶対!私らの誰かに報告して!死にたくなきゃ絶対!」
侑「なんでそんな必死なん」
あなた「任務先で人が死んだら私らが責められんの。守るのが私らの仕事だけど自分でもできることはやって!」
真希「珍しいな、あなたが任務で熱くなんの」
あなた「一応、有名人だし…面倒事は避けたいし…」
真希「本当にそれだけか?笑」
あなた「からかわないでよ!ほんとに…」
真希「あんまムキになんなよ笑」
あなた「とにかく!これ以上怪我人は出さないよーにするの!選手なんて怪我させたら特定厨が私らの事特定して叩かれんのよ!」
真希「考えすぎじゃねぇか?」
あなた「いーや!そんなことない!ほら、スーツ着て動こ!」
あなた「やっぱスーツだと動き制限されるね…」
釘崎「あ゙っづい」
あなた「私はまだいーけど真希とかバリバリ体動かすじゃんか、大丈夫?」
真希「パンツスタイルにしたから大丈夫」
あなた「あーそっかっとおっとー?どこ行くんですか木兎さん」
木兎「走ってくる!!」
あなた「あーね。一応着いていきますね」
真希「私行くよ」
あなた「マジ?頼むわ」
釘崎「行ってらっしゃーい!」
木兎さん元気だな…
あなた「野薔薇スーツ慣れた?」
釘崎「なんとか!」
あなた「いーね。実際に釘飛ばしてみよーよ」
釘崎「わかりました」
あなた「コンクリとかに打ち込めるの?」
釘崎「コンクリはやったことないのでちょっとわかんないです。木なら余裕ですけど」
あなた「交流会でぶっぱなしてたね〜。スーツでも同じ動きできそ?」
釘崎「いけますよ!」
あなた「ならいっか。てかさ〜、ファン感まで護衛しかやることないんだよね……そろそろ飽きたよね」
釘崎「同じことの繰り返しですからねぇ…」
あなた「朝起きて練習場で一日中ボ〜ッと過ごす…とても有意義とは言えない。そこでよ」
釘崎「そこで?」
あなた「明日練習が休みらしい。大阪観光しよ」
釘崎「選手どうするんですか?」
あなた「連れてく。と言っても全員じゃないよ?宮侑と、宮侑と特に絡みがある日向さん、木兎さん、佐久早さん、この4人」
釘崎「なるほど」
あなた「んまー、来てくれない可能性もあるけどさ、したら怪我しても文句言なしってことで」
釘崎「そう言えば着いてきそうですね」
あなた「だよね。ねね、どこ行く?やっぱ新世界?」
釘崎「大阪といえばそこですよね!たこ焼き食べたい〜!」
あなた「串カツもいーよね……ヤバいヨダレ出てきた……この話やめよ…お腹空く」
釘崎「ですねw」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。