あなた「食べた〜」
釘崎「美味しかったですね〜」
真希「男共がへばってんぞ。木兎以外」
侑「胃…ブラックホールかなんかなん……」
日向「…苦し……」
佐久早「………無理」
釘崎「そんなに多かった?私まだいけますよ」
あなた「私も」
侑「勘弁してやぁ!!」
あなた「えー……」
侑「好きなもん買うたるで!な!?」
あなた「そーゆーことなら乗った」
釘崎「まるで親戚のおじさんとのやり取り」
あなた「新しいコスメ欲しかったんだ〜♡」
侑「お前、加減せぇよ…?」
あなた「アディクションのティントと〜、ポールアンドジョーのファンデと〜、シュウウエムラのクレンジングかな」
侑「あ、そんなもんでええん?」
あなた「破産させて欲しーの?」
侑「その3つ買わせていただきます」
釘崎「先輩、毎日メイク大変じゃないですか?」
あなた「大変だけどさ〜、いつ死ぬかわかんないじゃんか私らって。どーせ死ぬなら綺麗な状態で死にたいからさ。呪霊と戦って綺麗に死ぬとか夢のまた夢じゃん?」
釘崎「いつ死んでもいいようにってことですね」
あなた「そーそー。いつでも死ぬ準備ができてる状態で過ごしたいの」
真希「1番綺麗な状態で死にてぇんだったら寿命で逝けよ?笑」
あなた「死化粧は野薔薇に任せよーかな笑」
釘崎「やめてくださいよw」
侑「さっきから物騒やな」
あなた「そーゆー世界で生きてるからねぇ」
日向「あなたさんたち死んじゃうんですか?」
あなた「下手したら日向さん達よりも早く死ぬかもですね〜」
日向「そうなんですね……」
あなた「そーならないために日々訓練してます。私は呪霊なんかに殺されないんで」
木兎「お前らもう働いてんだろ?」
あなた「そーだよ。労働はクソって知り合いが言ってたけどほんとにクソだね」
木兎「金貰ってんのか!?」
あなた「そりゃもう沢山。そこらのリーマンよりは貰ってるよ。もうすぐ屋形越えできるレベルの人もいる」
木兎「屋形越え…?」
佐久早「500億…」
日向「500億!?」
あなた「階級によって違うんだよね」
釘崎「私と真希さんなんかはまだ低いからあんまり貰ってないけど、あなたさんは準1級だから数千万とか?」
侑「準1級ってなんなん」
あなた「会社で言うと……どこら辺だろ…副社長とか専務あたり?」
侑「自分お偉いさんやん…」
あなた「そーだよ〜。私結構偉い人だよ〜?」
真希「お前、1級の推薦貰ってたろ」
あなた「そーいえば……じゃー社長レベルだ笑」
侑「あー、アカン頭痛なってきた」
あなた「パパッとコスメ買って帰ろ〜」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。