まず、そらるさんに言ってみようかな、
《今、会えますか、》
既読
〈全然いいけど、〉
〈お前ん家行くから。〉
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ピーンポーン(え、はや)
『あ、中、入ってください。』
「ん、」
「おじゃましまーす、」
「それで、話って何、」
『実は私、余命3ヶ月なんですよ、』
『神様って酷いですね、笑』
「は?まふまふには言ったのか?」
『いいえ、まだです。』
「そらるさんしか頼れる人がいなくて。」
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『まふくんに言ってくれませんか』
「わ、わかった、言っとく、」
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プルルルルル プルルルルル
そ「もしもし、まふまふ?」
「そ、そらるさんですか、?」
そ「そうだけど。」
-ねー、まふくん、誰から?-
「ちょっと、花蓮静かにして」
そ「は、?彼奴余命3ヶ月なんだぞ?」
そ「女と遊んでる暇あんの??」
「え、あなたが余命、3ヶ月、?」
そ「ちゃんとあなたのこと、大切にしろよ!!!!!!!」
プツー
は?彼奴電話切りやがって、、
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あなたが余命3ヶ月、なんて、
は?嘘だろ?
けど、そらるさんは嘘つかないしな、
一旦、会いに行ってみるか、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。