望side
あれからと言うもの
皆は毎日俺が悲しまないように来てくれてる。

そして、今日 4月23日は
俺たちがデビューして6年目。
6回目の虹が架かる。
皆はいつ来るかな…。
なんて思ってたら

ほらきた。

俺のベットの近くに置いてある
机を持ってきて、神ちゃんが大きな袋を置いた。

濵ちゃんに言われ
恐る恐る開けてみると、

中には…

大きなケーキが。

それも、京セラドームで皆で撮った写真が
プリントされていた。

カシャ

撮れた写真を皆で見て
後で濵ちゃんが皆に送ってくれる。

流星が何も喋らないなぁー
と思い、流星の方を見ていたら、

こういう時って、最年長の淳太ちゃうの？

中々決まらない。
なんでこんな時に限って
出てこないんやろう…。

照史が均等にケーキを切って
1人ずつにお皿に盛りつけを。

俺はと言うと
正直食べれるかどうか分からない。
日に日に食欲も落ち、フォークも持てるかどうか。

目の前にケーキが置かれ、俺が中々
食べずに居ると、

神ちゃんはほんまに凄いな…。
でも、なんかモヤモヤする。
ここで甘えて、神ちゃんから食べさせてもらったら、俺はもう自力で食べられないという現実
を見ることになる。
そうなると本当に、悔しい。
だから、

神ちゃんは一瞬驚いた表情をしたけど
直ぐに笑顔になり、

俺が食べやすいサイズに切ってくれて
右手にフォークを持たせてくれた。
神ちゃんは優しく俺の右手を支えてくれて
皆は俺が食べるのを優しい目で見守っている。

俺が上手に食べることが出来たら…

まるで、自分の事のように
心から喜んでくれる。

本当に恵まれてる。
もし、俺がジャニーズWESTじゃなかったら
もし、メンバーがこの人たちじゃなかったら


きっと俺は今頃絶望し、生きる意味も無くして
ただろう。

でも今はこうやって
今日も生きている。
夢に向かって、生きている。

皆、照れながらだけど
優しく笑ってくれた。










しんどいことあったけど乗り越えて強くなれた
今の僕が笑えるのは
今の僕が頑張れるのは
今ここにいる、皆がいたから。
ありがとう。
これからも一緒に前を向いて歩いていこうな？

これからは僕が皆の力になれるように
俺、頑張るな？




































神様か誰かに言いたい
この7人に出会わせてくれてありがとうって