望side
看護師「小瀧さん〜」
朝、看護師さんの声で重い瞼をゆっくり空ける
看護師「おはようございます。今日は検査なので、体温測っといて下さい。後、点滴変えますね。」
俺は看護師さんから借りた体温計で熱を測りながら
俺は1冊のノートを広げ右手にペンを持った。
突然やけど、
俺は日記を書くことにした。
辛いことや苦しいことがあったらここに書いて
生きている証になればいいと思い
日記を書くことにした。
体温計が鳴ったので
確認すると、平熱だったので
看護師さんに体温計を返して
色々と準備をしていたら
医師「小瀧さん、今日はよろしくお願い致します。」
今から検査が始まる。
深呼吸をして俺は
自分自身に自信を持たせるように
気合を入れた。
そんなときだった
LIVE前の俺らの気合い入れが、
ふと甦った。
あれって確か
しげが「盛り上がれるかな…」って言ったら
照史が「お前次第や」って突っ込んだのが
始まりだったっけな…
でもこの言葉、結構元気出るし勇気が湧く。
苦しくたって
辛くたって
挫折したって
泣いたって
俺を待ってる人がいる
メンバーやジャス民が待ってる
そのために俺は…
そんなのは嫌や…。
絶対に。
そう胸に誓い
先生の後に続いて
俺も歩き出した。
明るい未来が続くと信じて
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。