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第52話

アメノチハレ 52
望side
あれから数ヶ月が経ち
俺の体力も日に日に落ちていき
今では車椅子で過ごすのが当たり前になっている俺の人生。

正直リハビリも辛いため
なかなかやる気もない。

メンバーも忙しいのか、お見舞いも
連絡も少なくなってきた。
小瀧望
小瀧望
俺、なんの為に生きてるんやろう…。
??
俺らのためやろ?
のんちゃんが生きとるの。
小瀧望
小瀧望
えっ?
誰にも聞いていないだろうと思って
呟いた言葉は
ある人に聞かれてた。
俺の大好きな…
神山智洋
神山智洋
ちゃう?
小瀧望
小瀧望
神ちゃん…
神山智洋
神山智洋
ごめんな〜
なかなか見舞いとか連絡とか
せえへんで。
色々忙しくてさ…
小瀧望
小瀧望
そうなんや…
ええねん。
神山智洋
神山智洋
どうや?体調。
平気?
小瀧望
小瀧望
おん。平気。
神ちゃんは俺のベットの近くにある
椅子に座り、しばらく沈黙が流れた。

俺から話せばいいのか
でも、何を話せばいいのか分からない。
しまいにはあんなこと言ってしまったから
神ちゃんを傷付けたに違いない。
神山智洋
神山智洋
独り言として聞いてな?…
沈黙を破ったのは
神ちゃんだった。
小瀧望
小瀧望
おん…。
神山智洋
神山智洋
俺の友達に不知の病と闘っている人がおるんよ。
その人は俺にとって本当に大事な人で…。
なんでその人なんやろ…
なんでその人が苦しまなきゃあかんのやろ…
ってずっと思っとった。
俺はその人と出会って凄く刺激もらったし
俺は変われたと思うんだ。
本当に感謝してる。
俺が、俺たちがお見舞いに来ても
ニコニコ笑って、「大丈夫」って言うんよ。
だから俺はその「大丈夫」に甘えてしもってん。その人が抱えてるもんに気が付くのが
遅くなってしまったんよ。
アホやろ…俺。
その人の言葉で俺は気がついたんや。
その人な、小さい声でこう言ったんよ。
「なんの為に生きとるんやろ」って…。
その言葉聞いて俺、
あぁ、俺たちがちゃんとその人の生きてる意味を教えてあげなきゃ行けないなって思った。
だからその人に届くように
俺、伝える。
のんちゃん、のんちゃんが生きる意味は
俺たちの為だよ。
俺たちが笑っていられるのは
そののんちゃんの末っ子らしい可愛い
性格があるからだよ。
のんちゃんが居ないと最高の虹が出来ひんねん。
遅くなってごめんな。気づいてあげられなくて
ごめんな。
こんな俺やけど、
のんちゃんが居ないと、生けていけへんのよ…
これからも俺らのために生きて欲しい。
俺ものんちゃんが必要やから、
なんでもするから…
少しは甘えてええんよ?頼ってええんやからね?

俺、この後仕事やから行くな?
連絡してええからな?
じゃ、またな?
ゆっくり休みな?
俺の生きてる意味を教えてくれた神ちゃん。
神ちゃんが行く前に
どうしても伝えなくちゃ…
小瀧望
小瀧望
神ちゃん、、、、
神山智洋
神山智洋
んっ?
どうした?
小瀧望
小瀧望
ありがとう
神山智洋
神山智洋
ふふっ
いいえ。
のんちゃんの顔見れたから
俺頑張れるわ!
ありがとう
俺の方が「ありがとう」って言わなきゃいけないのに…

俺の生きる意味を教えてくれた神ちゃん。
そんな人には
「ありがとう」じゃ足りない
やろうな。

俺もみんなの為に生きるよ。
ありがとう、神ちゃん。











俺の知ってる神ちゃんは
メンバー1真面目で奇抜でチビで
みんなのおかんで、負けず嫌いの
神ちゃんやけど

今日は
俺のことを大事に思ってくれてて
あえて俺のことを名前を出さずに
俺の存在を話してくれた
優しく真っ直ぐなお兄ちゃんの
神山智洋だった。