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第98話

淳太へ。
中間side
10月21日 午前12:00。
携帯が鳴り止まなかった。
理由は単純、俺の誕生日だから。
長文送ってくれる人や、動画を送ってくれる人。
一言で送ってくれる人や電話をくれる人。

全て対応し終えた後
それでもやはりまだ求めてしまう人の声がある。
中間淳太
中間淳太
……のんちゃん。
去年のこの時期は俺の家に来て
態々誕生日プレゼント直接渡してくれたな。
その後ものんちゃんらしく長文送ってくれて…。
次の日…って言っても今日やけど
朝から撮影やって聞いてたのに
それでも渡してくれて…。
ここにずっと居るのも朝の仕事に影響出るから
直ぐに帰した。

去年の俺は今年の俺の誕生日なんて想像してなくて
ずっとのんちゃんから誕生日プレゼントを
貰えるって勝手に思ってた。

もし分かってたら意地でも帰さんかったのに…。


6個の誕生日プレゼントは
今年から毎年は5個になる。
変わらない現実、変えたかった現実。

1つ無いだけでこんなに心が痛む。
こんなに俺にとってのんちゃんはホンマに
大切な人やったんやなって…。
無意識に去年送られてきたメールを見たくなって
上に画面をスクロールしていった。
小瀧望
小瀧望
LINEより
淳太へ。
おじじやね〜!!笑笑
また歳とったな笑笑
淳太は最年長らしく
ジャニーズWESTを支えてくれてて
本当に頼りになります。
俺ら年下が変な方向に行かないように
淳太はちゃんと誘導してくて
そんな頼もしい背中を
俺はこの先もずっと
見ることが出来るって思うと
本当に嬉しいし、最年長が
淳太で良かったなって思います。
中間淳太を照史の次くらいに
尊敬しています。笑
アホばっかで頼りない最年少が
何言ってんねん!って
思うかも知らんけど
ホンマに心からそう思ってます。
淳太とデビューできて
淳太と同じメンバーで
淳太が最年長でホンマに良かった。
生まれ変わってもまた淳太と
同じグループでデビューしたい。
生まれ変わってもまた淳太に
イタズラとかボケとか
色々していきたい。
その度に俺に突っ込んでや?
俺、淳太のワードセンス
ホンマに大好きやねん。
淳太のツッコミで俺はまた笑いたい
からよろしくな?
去年は何も思わなかったこの小さなボケも
今となっては凄く愛おしくてまた欲しがってしまう。

のんちゃんが俺にボケで
俺が突っ込んだらのんちゃんは凄く笑ってくれて…。

そんな時間さえも戻りたいって思ってしまう。
あの笑顔に会いたいって思ってしまう。

打ち合わせや仕事で疲れた時に
のんちゃんの笑顔や顔を見るだけで
その疲れも一気に吹き飛ぶ。
勿論他のメンバーもそうやけど
でもやっぱり最年少やから可愛らしい部分もある。

可愛らしい一面をまた俺に見せて欲しい。

のんちゃんは俺に沢山のものをくれた。
のんちゃんは俺に沢山の景色を見せてくれた。
沢山沢山してくれたのに
俺はなにも出来ずに終わってしまった。
それが何より悔しくて悲しくて…。

のんちゃんが思ってるほど
俺はかっこいい大人やない。
むしろダサいで?
でもそんな俺のがのんちゃんは好きやったんかな?
中間淳太
中間淳太
…分からんな。
のんちゃんがこんな俺に尊敬してくれる事が
嬉しかったけど俺よりもいい年上が居るのに
なんでなんやろうっていう思いもあって。

これ以上考えないように俺は自室に行って
寝ることにした。








次の日
気持ちのいい朝を迎え仕事に行く準備をした。
マネージャーさんから連絡が入り
余裕を持って下に向かった。
俺は仕事に行く前に郵便受けを確認する人やから
今日もポストを確認したら黄色の封筒が入っていた。
差出人は不明だけど俺の住所を書いてあるその字に
見覚えがあり俺は慌てて封を切った。
小瀧望
小瀧望
淳太へ。
誕生日おめでとう。
俺がいない誕生日を迎えてどうですか?
ちゃんと笑えてますか?
6人でのジャニーズWESTは順調ですか?
俺は信じてます。
淳太が年下をメンバーをまた
正しい方に誘導してくれて
時には優しく時には厳しく
てっぺんの道のりを歩んでくれると。
淳太の性格はよく分かっているから
きっと日付が変わった時
去年の俺が送ったメールを読み返した
だろうと思って
きっと淳太が悩んでいるであろう事を
今日はここに書きます。
俺らのグループは個性豊かな男が揃って
中でも淳太は群を抜いて異色を放ってた。
メンバー1金持ちで
メンバー1頭脳派で
でもそれがジャニーズWESTのバランスを
保つためには欠かせないもの。
アホなヤツらを纏められるのは
頭が良くて回転のいい淳太しか
出来ないから。
面白いっと言って貰えるのは
小さなボケから大きいボケまで
ちゃんと1個ずつ拾って面白く
してくれるから。
俺はそんな効率よく出来なくて
1つできたら十分な方だった。
でも隣にいた淳太はいとも簡単に
2つを器用に使いこなせてた。
ホンマに凄いよ。凄いと思う。
自慢のメンバーです。

去年のメールを読んだらわかるけど
今年こそ生まれ変わってもまた
淳太と同じメンバーで
淳太とデビューしたいって思ってる。
だからもし俺の生まれ変わりが
淳太の近くに現れたら
同じように接して欲しいです。
長くなったけど改めて
淳太、お誕生日おめでとう。
素敵な一年になりますように。
中間淳太
中間淳太
…のんちゃん。
聞きたかった、知りたかったものが
この手紙には溢れてた。

のんちゃんが居なくなってから
俺らは一時期抜け殻状態やったで?
でも俺らはこんなんじゃあかん!って
一人一人が現実見てまた前に進んで
大きな夢へと今日も今日も歩いてる。

アホな話ばかりでいつもふざけてるけど
ちゃんとのんちゃんと叶えたかった夢の全部は
分かち合えてるよ。

のんちゃんの生まれ変わりなんて
俺らはすぐに気がつくよ。
俺ものんちゃんの性格分かってるから。

犬でも猫でもどんな姿にでも現れてきて。
すぐに分かるから。
そして現れたら俺らはまたあの時の
ジャニーズWESTのように
小瀧望がここにいるように



のんちゃんを守るよ。
姿を変えた、のんちゃんを。



どんなに姿や形が変わっても
俺らの最年少ってことはずっと変わらないから。
桐山照史
桐山照史
…淳太くん〜!
綺麗な青空の下黒色の車が目の前に止まった。
窓を開けて俺の名前を呼ぶ照史に手を振った。


なぁ、のんちゃん。
のんちゃんのこの手紙のおかげで
俺はまた夢に向かって歩めるよ。
ありがとう。
でも今度はのんちゃんが俺を誘導してや?

俺が年下を連れて歩む道が間違ってないように…。