無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第96話

1日遅れの誕生日
桐山side
昼過ぎ、買っているペットと遊んでいた時
突然インターフォンが鳴った。
カメラで見ると配達員の人が立っていたため
直ぐにロックを外して中に入れた。




すると割と直ぐに配達員の方が家に来て
割と大きな荷物を手に持っていた。
伝票にサインをして、そのまま荷物を受け取る。

ちょっと重たいなって思いながら
ダイニングテーブルに箱を置いて差出人が誰かを
確認した。
桐山照史
桐山照史
…っ!!
差出人には確かに彼の字でこう書かれていた。
桐山照史
桐山照史
小瀧望…。 
小瀧望、自分の住所と俺の住所。
そして今日のこの時間に届くように
時間指定もきっちりしていた。

今年はもう貰わない…いや貰えないと
思っていた人からの誕生日プレゼントに
驚きが隠せない。
早く中身が見たくてダンボールを丁寧に開ける。

無事に開け終わって中から入っているものを
とりあえず全て出した。

中に入っていたのは
俺宛の手紙と誕生日プレゼントの帽子と洋服
そして、一番下には
桐山照史
桐山照史
…なんやこれ。
オレンジ色のスケッチブックがあった。
中をパラパラとめくってみると
1番上には俺ら全員で肩を組んでいる絵と
初めて京セラドームを成功させた時の絵と
プライベートでの楽しい思い出の絵など
俺らとの楽しい思い出が写真とは別に
絵となりまた生き返った。

何枚もめくっていくと
そこには俺があまりにも見たくなかった絵が
書かれていた。
桐山照史
桐山照史
あかんよ…。こんなん。
そこには
望以外のメンバーが東京ドームの前に立っている
叶えたい夢がちょっと違う形となった絵が
描かれていた。
でも描かれているメンバーの顔は
どれも素敵な笑顔が溢れていた。

その絵の端っこに望の綺麗な字ではっきりと
こう書かれていた。

「この夢が叶ったら端っこに俺を描いて。
照史、絵上手いやろ?頼んだで。もちろん笑顔で。」
必ず叶えてみせると中々空に誓えなかった。

分厚いスケッチブックには
全てに絵が描かれていた。

俺の似顔絵や俺と飼っている犬との絵、
俺と望の2人の絵などどのページにも
俺と望が描かれていて望からの誕生日プレゼント
なんだとそれに豪華だなと思っていた。


そんな1番最後のページになったスケッチブックには
何も描かれていなかった。
その代わりに一番下には文字が描かれていた。

そこには少し小さい字で
「ここに観覧車の絵を書いて」と書かれていた。

どこの観覧車なのか…。
悩みに悩んだ末に思いついたのは
大阪のとある大きな観覧車やった。

今日はもう時間も時間やから
明日の朝イチから出かけることにした。