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第70話

短冊
小瀧side
各階回って短冊を増やしては
みんなの願い事を見て自室に戻って
ベットの隣の小さな棚から筆箱を取り出し
ベットの机に短冊と筆箱を置いて
車椅子からベットへと移し机を自分の方へと
引き寄せ、筆箱からペンを取りだした。


黄色、橙色、紫色
赤色、緑色、青色、桃色

の沢山の短冊に
俺の大きな夢と小さな夢も何もかも書いた。

途中でこれ足りるんかなって思うくらい
止まることを知らない走り続けるペンに
不安を感じたが、その心配はなく
無事に全ての短冊に納まった。

メンバーカラーのものには
そのメンバーカラーの人への「願い事」や「夢」

白色とこれまたちょっと俺らには似合わない
色の短冊には
ジャニーズWEST全体の「願い事」や「夢」
を書いた。

白色ってもしかしたら
俺ら全体の色なのかもしれない。
俺らの希望で充ちた未来を表してくれてるようで。
夢や願いをちゃんと叶えてくれるようにも思えた。




短冊にちゃんと夢とか書いたのいつぶりやろうか。
もしかしたらさっき出会った
男の子や女の子くらいの歳までしか
ちゃんとやってなかったに違いない。

この歳で短冊書くなんて恥ずかしいって
思ってたんやけど
ちょっとええなって思った。




ほんまはあの女の子に見せたいんやけど
こんな、漢字いっぱい使った短冊を見ても
きっと彼女はなんの事ってなるやろう。
心の中で彼女に謝り、
俺はその短冊を看護師さんに訳を言って
部屋に置いてもらった笹に飾った。


笹に飾ってからの俺はと言うと
今日は体力以外にも手もいつもより使ったから
睡魔が襲い、そのまま瞼を閉じた。














夕方、仕事終わりで
メンバー全員が俺の短冊を見て
涙を流してたなんて
この時の俺はまだ知らなかった。