テテがいなくなってからのあなたは泣いてばかりだった。
そんなにテテが好きだったのかって思うぐらい。
あなたが泣きすぎてるから俺は泣けなかった。
俺の分まであなたが泣いてくれたから。
俺まで泣いたらテテに笑われるやㅋㅋㅋ
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やっぱりあなたは無理してる。
わからないわけが無い。
誰よりもあなたのことを見てきたんだから。
この言葉を言ったのと同時にあなたの目からは涙が滝のように流れてきた。
テテ…テテ…って言いながら泣くあなた。
そんなにテテが好きなのか??
言っちゃった。
でも、言ってしまったものは取り消せない。
ほら、あなたもびっくりしてる。
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テテと別れてから俺のことが気になってたって言ってくれて嬉しかった。
やっと、俺のことを見てくれた。
絶対に離さない。
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テテの代わりではあるけど、あなたと付き合うことになった。
テテの代わりっていうのはちょっと、いや、すごく嫌だけど、それでもいいからあなたのそばに居たい。
テテに自分の気持ちを気づかせる前に奪えば良かったんだ
でも、それが出来なかったのはあなたがテテのことが好きだから。
こんなにあなたの事が好きなのになんでテテに譲ったんだろ…
好きな人の幸せを願う。
綺麗事だっていうのはわかってるけど、あなたには幸せになってほしい。
俺はあなたを幸せに出来るのかな??
俺じゃ無理なんじゃないか、そう思うと涙が零れた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。