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第91話

🌧
あなた

はっ…はぁ…
何これ

村に着いて

最初に目にしたもの

家事状態の家

血だらけになって倒れている人々
あなた

皆…皆しっかりして!

村人
村人
うっ…ごほっ!
あなた

何があったの?!
誰の仕業なの?!

村人
村人
あ…う…
もう意識はもうろうとしていて

言葉も話せない状態だった
あなた

待って…今止血するから…

とは言ったものの

負った傷はかなり致命傷で

血が止まらず流れ続けている
あなた

大丈夫…大丈夫だから
すぐ助ける…から

震える手でそっと傷口に布を当てる

だけどすぐに赤い血で染まってしまう
あなた

平気だよ
すぐお医者さんに…

村人
村人
あなた…
か細い声を振り絞って

私の名前を呼んでいる

その声に涙が溢れて止まらない
村人
村人
あなた…お前の家…
あなた

家…?

私の家は

この村から少し離れた山奥にある

そこで今まで暮らしてきた
村人
村人
早く…帰れ…
今からでも遅くない…
あなた

でも…!

村人
村人
いいから…!
早く行け!
こんな怖い目するなんて…

今まで1度もなかったのに

いつもの優しさが詰まった目は

そこにはなかった
あなた

……っ

火の海になった村を後にして

私は家の方へと走った
あなた

ごめん…ごめんなさい…!

『助けて…』そんな声が今でも聞こえる

今すぐにでも戻りたい

大好きな皆を助けに戻りたい
村人
村人
あなたちゃん…!
振り返っちゃだめ…!
溢れる涙をふきとって

前だけ見て走る

今目指す場所はただ1つ
あなた

お願い…!

どうか家族のとこまで

被害が及んでいませんように
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