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第105話

番外編
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これは私が

義勇さんの家に来たばかりの時の話
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義勇
義勇
帰ったぞ
義勇さんは家に帰ると

必ずそう言う

だけど私は
あなた

……

まだ家だという感じがしなくて

今までのような家の雰囲気より程遠くて

義勇さんがいるのに

寂しくて虚しかった
あなた

寂しいよ…

ここは私が帰りたい所じゃない

ここは私の居場所じゃない

毎日そう思いながら悲しみに浸っていた
でもある時 義勇さんは言った
義勇
義勇
あなた…まだ慣れないか
あなた

…はい

『慣れない』よりは『怖かった』んだ

私が何を言っても返ってこない気がして

少しの事でもあの夜を思い出す

ただ私の声がこだまするだけのあの場所を
義勇
義勇
ここはもうお前の家だ
だからこれから先いくらでも
『おかえり』と言うぞ
あなた

……!

嬉しかった その言葉が

こうして私を迎え入れてくれている

それは涙が出るくらいに
義勇
義勇
…嫌か?
あなた

嬉しい…です

義勇
義勇
そうか
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あなた

何てことあったっけ

義勇
義勇
どうした?
入らないのか?
あなた

いえ…ふふっ
義勇さん、『ただいま』!

義勇
義勇
あぁ…『おかえり』あなた
今じゃこの家はかけがえのないもの

義勇さんとの思い出が沢山詰まった

とても温かいところ

ここが私の帰る場所