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第92話

🌧
あなた

皆…!

ようやく家に着いた時には

既に満月は空高く上がっていて

家をぼんやりと照らしていた
あなた

大変、村が…

一瞬何が起きているのか分からなかった

だって目の前に広がっていたものは
鬼
やぁ…今夜は綺麗な満月だね
いつもの倍人間がおいしいよ
人間のように嬉しそうに微笑んでいる鬼と

その周りでゴミのようにほおり投げられた

血だらけの家族の姿
鬼
おや…これで最後かと思ったのに
どうやら君が最後の1人のようだ
何…この鬼

ただ普通に話しているだけなのに

どうしてこんなに震えが止まらないの

どうして動けないの
あなた

あ…あ…

鬼
私が怖いのかい?
大丈夫、すぐこの人たちのように
楽にしてあげる
そうやって不気味に笑う鬼の顔は

一瞬にして私の脳裏に焼きついた
鬼
いや、しかし
この村の人間は本当においしいな
目の前でおいしそうに家族を喰らっている

思うように息が出来ない

吐き気がする
あなた

はぁ…はぁ…

鬼
健気だね〜…
怒りと憎しみで

頭がいっぱいだった

どうしてもっと早く

駆けつけられなかったのだろうか

悔しい…悔しい…!
あなた

ふぅー…ふぅー…!

怒りで目が血走るのが分かる

片目が凄く熱い

鬼
おやおや…目が赤いね
ああ、素敵だね
もう制御がきかない

自分自身がとめられない
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