近藤 side
『 大吾兄ちゃん 、オレンジジュースほんま
ありがとう !!! 風花 、大好きやねんこれ !! 』
西畑「 … そ 、そりゃよかったわ(引) 」←
大橋「 風花ちゃんが元気なってる … !!! 」
藤原「 なにがあったん ? 」
西畑「 ん ? あぁ 、朝飯に嫌いなピーマン出て
テンション低かったんやて() 」
大西「 そやったんか 、んー 、でも風花ちゃんが
元気なってほんまよかった ! 」
道枝「 こっちまで元気なりますよね 」
長尾「 そんな大っきい悩み事やのうて
よかったですわ〜 」
高橋「 かわいいもんですやん ! 」←
西畑「 ま 、所詮小1の悩みやしそんなもんやろ ! 」
『 ……(睨) 』
西畑「 」←
所詮小1の悩みやて ?!?!
小1にやって悩みあんねん !!(既に成人済み)←
馬鹿にすんなやドアホ !!!!()
『 大西の兄ちゃん 』
大西「 … え 、あ 、なに ? 」
長尾「 大西の兄ちゃんですって 」←
藤原「 黙っとき() 」
『 大西の兄ちゃんはさ 、あなた姉ちゃんが
おらんようなって悲しい ? 』
大西「 … そりゃあ 、悲しいで
なんの前触れもないんに 、急に活動休止なって
連絡もくれへん 。理由も明らかになってへんし
なんかの事件に巻き込まれたんかもって
めっちゃ不安 」
『 っせやんな …… でもっ 、大西「 でもな ? 」
… っうん 、 』
大西「 あなたちゃんは 、ちゃんとした理由があって
… 自分の意思で休止しとるんやと思うんよ 」
『 っ自分の意思 … ? 』
大西「 そう 。自分の意思 。
僕が色々あって悩んどるときとか 、
どうしたらええんかよくわからんくなったときに
あなたちゃん 、いっつも言うてくれたんよ
───── 自分の意思で動け 、って 」
『 っ …… !! 』
大西「 最初は自分の意思で動いて何になるんやろ
とか 、反発したことしか思えへんかった 。
… せやけど1回 、あなたちゃんに怒鳴ってもうたことあるんよ 、 」
『 … っなんで 、? 』
大西「 今考えたらあなたちゃんは 、
僕が自分の意思で動けるようにしてくれたんやと
思うんやけど 、僕1人だけ 、細かく色々言われたことあってな 。 」
『 … うん 』
大西「 あーやってこーやって 、って言われて
もう嫌気さしてもうてん 。せやから 、言われへんくてもできます ! って言うてもうたんよ 。
そしたらあなたちゃんがな ? 言ってくれてん
──── 自分の意思 、言えたやん 、って 」
『 … 流星 、、、兄ちゃん 、、 』
大西「 … あ 、やっと
流星兄ちゃんって呼んでくれた 笑
大西の兄ちゃんやと距離感じるし
それでええからね ? 笑 」
『 … っうん 、!! 』
……… 自分の意思で 、か 、
流星 、そんなこと覚えとったんや 、
もうとっくの昔に忘れとる思うとったけど
案外 、残っとるもんなんやな 、笑
大吾にしろ流星にしろ
めっちゃええこと言ってくれるやんか !! 泣((
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!