風呂上がりで赤く火照った頬に
まだ乾ききっていない髪の毛から覗くうなじ …
この光景 … あなたがうちに来てから
何度も目の当たりにしている 。
なのにマジで 、全然慣れねーんだよ 。
おまけに今日は 、俺と同じ匂いかよ 。
ホント … 勘弁してくんねーか?
だって俺 …
嬉しいとかなんとか 、もはやそれを通りこして
何だかそれだけであなたを 、 " 支配した "
そんな勝ち誇った気分 。
考え方がまるで思春期真っ只中の
高校生みたいだ 、ホント ㅎ
恋愛なんて 、当分ごめんだって思ってた 。
だけど何故か惹かれてしまうんだ 。
まぁ 、たぶん … それは俺だけじゃない 。
俺たちのスケジュールを管理する " マネージャー "
いちばん近くにいて
だからこそ 、簡単には触れちゃいけない様な存在で 。
でも 、じゃあどうしても
" 手に入れたい " って思ってしまったら
どうしたらいい?
実に 、柄にもない発言だな 。ㅎ
そんな自分も嫌いじゃないけど 。
それでも尚 、素直になれない俺は …
相当捻くれてんな? ㅎ
ん ~ 条件によっては 、飲んでやってもいいけど?
SG side
end
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。