第7話

☻ おめでとう
416
2019/07/16 14:13
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実彩子×you


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今日は実彩子ちゃんの誕生日。


AAAというグループで活動している

実彩子ちゃんは私の幼なじみです



「 今日、ハニストのリリイベがあるの! 」

「 あなたも来て?? 」

『 行く!! 』


そんな会話をしたのは今日の朝

もうすぐ始まるなってスマホを確認すると

実彩子ちゃんからひとつのメッセージ



「 今日リリイベ終わるまで待っててね! 」

「 終わったら控え室に来て!! 」



とのこと。


何かあるのかな?


まあまた実彩子ちゃんの気まぐれかな?



『 わかった! 』

『 そろそろ行くね! 』



そう返信してひとりで会場に向かう


会場に着けばたくさんのファンの人たち。


男女問わず人気のある実彩子ちゃん。


間もなくイベントが始まって歓声が聞こえる


ファンの子たちに誕生日をお祝いしてもらったり


アルバムのリリースのお祝いしてもらったり


終始実彩子ちゃんは笑顔で楽しそう



可愛いなあ、実彩子ちゃんは。


親同士が仲がいい私達は小さい頃から


ずっと一緒だった


実彩子ちゃんの方が2歳年上だけど


ずっと遊んでるうちにいつの間にか大人になってた


私が中学2年生の頃、実彩子ちゃんは


オーディションを受ける!と言って


必死に歌の練習とか面接の練習してたなぁ。


合格したことも1番に伝えてくれて


デビュー後も新曲出す度にCDくれたし、


LIVEも毎回チケットをくれた


実彩子ちゃんのことが大好きな私は


実彩子ちゃんが有名になるのが嬉しくて嬉しくて


私の中の誇りだった


でも実彩子ちゃんが遠くに行ってしまいそうで


怖いなって思うことも何回もあった


だけど実彩子ちゃんはその度に



" 私の一番の理解者っ!だいすきあなた! "



って言ってくれるんだ


その言葉が私には励みになってて


実彩子ちゃんが学校に来る機会が減っても


頑張ることが出来たの。



だから私にとって実彩子ちゃんは


言葉には表せないくらいに大切な存在


誰にも渡したくないの。





いつの間にかイベントは終わってて


私はスタッフさんに伝えて早足て控え室に向かう



「 実彩子ちゃぁーん!!! 」


『 あぁ!!あなたやっと来たぁ!!! 』



向かう途中で実彩子ちゃんを見つけた私は


実彩子ちゃんの名前を呼んで


実彩子ちゃんの元まで走って向かう



『 よくぞ来てくれたっ!!! 』(( ぎゅうっ


「 んふふっ、苦しいよ実彩子ちゃん 」


「 実彩子ちゃんお誕生日おめでとう 」


『 んへへっ 』


『 ありがとう、あなた!! 』(( ぎゅうっ


「 だから、苦しいってば笑 」


『 んへへ、許して 』


『 あ!!そだぁ~ 』


「 ん? 」


『 今日、あなたを呼んだのには理由があるの 』


「 なぁーに? 」


『 それは控え室に行くまでお楽しみ! 』


「 え、気になるよ!! 」


『 じゃあはやく行こっ! 』


「 うん! 」



手を繋いで2人で早足で控え室に向かう


実彩子ちゃん、どうしたんだろう??


私を呼んだ理由って何かなぁ?


なんだか楽しみだなぁっ





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