第7話

EP.7
936
2018/05/18 03:35
ジョングク「...はじめまして」
相変わらず、グクの顔はぽかーんとしたまま。


ジョングク「なんで俺の名前を?」
あなた「だって、病室の前に書いてあったから」
私は、わざと初対面のフリをした。

今私とグクの関係を話してもきっとグクの頭が混乱するだけ。





あなた「ねぇ、お友達にならない?」
ジョングク「いいけど...俺、今何でここに居るのか分かんなくて」
あなた「じゃあ、一緒に思い出そ?」
グクは、コクっと頷いた。





ジョングク「まず、僕はなんでここに居るのか」
あなた「私...本当はジョングク君の近くに居たの」
ジョングク「...ほんとに?」
そう言ってグクは、顔を近づけてきた。
あなた(近っ...///)
ジョングク「俺はどうしたの?」
あなた「えと...車に轢かれた」


私をかばって轢かれてしまったことを、言うべきか迷った。

でも今は、あえて言わなかった。




ジョングク「そうなんだ...」
グクは、体の力が抜けたように、ベッドにもたれかかった。


















ジョングク「そう言えば」
あなた「ん?」





















ジョングク「俺は君をどこかで見たような気がする」

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