第25話

ハイキュー×MSBY
868
2020/12/29 14:26
「バレーしたぁい…」

『だーめ』

「トスぅ…」

『バレーはお預け。今日はちゃんと寝て』

「風邪なんて引いてない!」

『気持ちと心はね。でも身体は?』

「!…」

『翔陽は気持ちと心で動いたり,脳を働かせるから…ちゃんと身体がついて行けてない。だから身体を壊しちゃうんだよ』

「流石,医者って言うだけ,頭賢いな〜」

『当たり前。ちゃんと勉強してるんだから』

「俺も,早く風邪なんて治して,バレーしよ。」

『そうそう。だから,ちゃんと寝て?』

「はーい」

『…はい,ちょっと冷たいよ』



私は翔陽の頭に冷やしたタオルを置いた。



「気持ちぃー…」

『ふふっ。おやすみ』

「おやす…み…」





バンッッッ!






「あなたちゃーん!」

「日向ぁー!」

「はぁ…」




『木兎さん達,シーッ!』

「「!」」

『翔陽,今寝ましたから…』

「ご,ごめん…」

「起きてない…?」

『大丈夫ですよ。』

「全く…本当にうるさい…あなたちゃん,叱って」

『後でちゃんと叱りますから。今はゆっくり休ませてあげてください』

「「「…」」」

『…全く,あれだけ健康チャックしてるのに,風邪引くくらいバレーに熱中しちゃうんだから…』

「バレー馬鹿」

『一理ありますね。』

「まさか,ぶっ倒れるやなんてなぁ」




私はMSBYの専属マネージャー。

マネージャーといっても,体調関連の仕事をしている。

MSBYの皆の体調管理,食事法…

メンバーの健康を任されるマネージャー

それが私。



私がここに来たのは数ヶ月前。

自分よりも遥かに身長が高い男性ばかりで緊張したけど,

そんな中,私の緊張をほぐしてくれたのは…




「今日から,このMSBYのチームの健康管理のマネージャーをしてくれる,櫻谷あなたさんだ」

『櫻谷あなたです。皆さんが"自分なりのプレー"が出来るように,しっかり務めさせていただきます。宜しくお願いします』

「可愛えぇ子やなぁ,今度ご飯行かへん?」

『へ…?』

「早速ナンパかよ」

「うるさいなぁ,臣くん」

『あ,あの…』





「すーみませーん‼︎‼︎‼︎」





「「「!」」」

『!』

「はぁ,遅い…やっと来た…」

「遅れましたぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎」

「どないしたん,翔陽君?今日,ホンマに遅かったなぁ」

「道端のおばあちゃんを助けていたら,子供が公園から飛び出してきて…」

「助けたのか?」

「はい!ちょっと事故っぽいのにはなっちゃいましたけど…」

「ま,子供の命には越した事ないか」

「すみません…」

「良いよ,助かったんなら」

「ありがとうございます!」

「それじゃあ,始めようか」

「「「はーい!」」」



「どちら様ですか?」



『!』

「見学の人っスか?」

『私は,今日からMSBYの専属マネージャーを務める,櫻谷あなたです。』

「あー!言ってましたね!俺は日向翔陽!下の名前で呼びます!宜しく,あなた!」

『あ,はい!』

「俺が出来る事あったら,何でも言ってね!」



「翔陽君が出来る事って何?」

「また面倒な事やりそうだな。」



「荷物運びくらいできますぅ!」

「ホンマぁ?」

「女の子に重い荷物持たせるんですかぁ⁉︎」

「それはアカン!」

「でしょぉ⁉︎」

「おん!」



「うるさ…」

『元気,ですね』

「毎日こんなんだから,慣れるの大変かもしれないけど,頑張れよ」

『はい。でも,凄く気が楽になりました』

「…」

『頑張ります!』

「………俺,佐久早聖臣。宜しく」

『はい!宜しくお願いしますね。』

「…ん。」













『あんな事もあったなぁ…』

「「ん?」」

『あ,いや,何でもないです。』

「あなたちゃん,今あなたちゃんがここに来た時の事,思い出しとったやろ?」

『!』

「なんか,あなたちゃんの事分かるようになってきたわ」

「俺もー!なんか,段々馴染んで来た!」

「なんかぁ…家族みたいな?」

『家族?』

「おん。」

『…そうですか。じゃあ,皆さんのお世話,ちゃんとしないと!』

「そーそー!」

『じゃあ,』

「「?」」

『普段からプライベート以外の移動中は,出来る限りマスクを!手洗いもちゃんとして下さい!侑さんも木兎さんも,さっき洗ってなかったでしょ⁉︎』

「「ギクッ…」」

『いつも言ってるのに……ちゃーんと知ってるんですからね⁉︎』

「「はい…」」

『反省しましたか⁉︎』

「「ごめんなさい…」」

『じゃあ今からでも,手を洗って下さい!』

「「行ってきまぁす‼︎‼︎」」



『ふぅ…』



「なぁー…」

『!』

「あなた〜…」

『翔陽?』

「腹,減った…」

『ちゃんと寝た?』

「ぐっすり。」

『じゃあ,お粥食べる?』

「食べる!」

『(げ,元気,だなぁ…)』











『すみませーん』



「はーい?」

『食堂借りて良いですか?』

「良いですよ」

『ありがとうございます。ほら,翔陽,ここに座って』

「はーい…」

『卵粥で良い?』

「お願いしまーす!」

『もう…』














「おーい,臣くーん!」

「何してんだー?」




「…」

「いや,答えて⁉︎」

「……あれ」

「あ,日向とあなただ」





『はい,出来たよ』

「うわぁ,美味そー!」

『熱いから気をつけてね』

「いっただっきまーす!」

『はい,どうぞ。』

「熱っ⁉︎‼︎」

『言ったじゃない…もう…』




「あなたちゃーん,翔陽くーん!」




「!」

『あら,』

「日向ー,もう大丈夫なのかー?」

「いえ,まだ完全回復!って訳じゃないですけど…だいぶ楽になりました」

「良かったなぁ。」

「はい!」

『これからは,体調悪いなぁ…って思ったら,絶対に言う事!分かった⁉︎』

「は,はいぃ‼︎‼︎」

「あなたちゃんは,皆のお母さんやなぁ」

「だな!」

『お母さんにでもならなきゃ,貴方達は成長しないでしょ…?』

「「すみません‼︎‼︎」」

『全く…』




「あなたちゃん」




『はい?』

「俺もこれ,食べたいんだけど」

「臣くん?」

「あー!ちょっとそれ俺のお粥ー!」

『奪っちゃダメですよ。はい,翔陽』

「ありがと…」

『お昼ご飯で良いなら,食べますか?』

「食べる。」

『はい!』

「「俺らもー!」」

『はいはい。』







「なぁ,宮と木兎と佐久早知らないか?」

「日向ならまだしも,櫻谷さんまで居ないんだよ」

「なんでだぁ?」



「あ,」



「ん?」

「ここに居た。」






「うんまぁ!」

「いくらでも食える‼︎」

『幼稚園の子供じゃないんだから,急いで食べないでください!咽せますよ⁉︎』

「「大丈夫!」」

『貴方達の場合大丈夫じゃないから言ってるんじゃないですか…』

「美味い⁉︎」

「…」

「美味いんでしょ⁉︎」

「……ん,美味い」

「でしょぉ⁉︎」

「風邪治ってんじゃねぇのか…」

『臣くん,おかわりいりますか?』

「食べる。」

『はい!』

「「俺らもー!」」

『分かりましたから,静かにしてください!』

「「はい!」」



「……クスッ」

「…何笑ってんだよ」

「いえ!ただ,」

「?…」






『焦らなくても,誰も取りません!』

「「二回目,いただきまーす!」」






「…良いお嫁さんになってくれそうだなぁ,って。」

「…。(何コイツ…ガッツリ惚れてんじゃねぇか。)」








まぁ,渡さねぇけどな。










ん?

ん?ん?

オチってどこ?

オチガナニカワカラナーイ?

まぁ,MSBYのメンバーでの話ですね。

さぁ!日向なのか,臣くんなのか⁉︎

どっちだと思いますか…?

まぁ,どっちでも良いか!

二次元の推しに会えただけでどれだけ嬉しいか⁉︎⁉︎

私ゃ,ぶっ倒れるやろうけどな。



日向の声優さんは,村瀬歩さんですね!

この人,ギャップが凄いって思いました…

まず,両声が凄い。

女ですか,男ですか?

どちらでもちゃんとキャラに合うという,本当に凄い…!

後,英語ペラペーラ。

うん,凄い!

ただ…「あーん♡!」のやつだけは笑いましたが笑

ダーツするのに何をしているんだ,と笑



臣くんの声優さんは,烏海浩輔さん!

烏海さんはうたプリで知りました。

「帽子被ってる人だよな…」と考えた事もありました笑笑。

この人も幅広い…

凄いなぁ。





MSBYあんまり情報追いついてなくて…

間違ってるところあったら教えてください!

直しますので‼︎




プリ小説オーディオドラマ