私達は今汽車に揺られている。
今日から2ヶ月の夏季休暇で皆朝から大荷物を抱えながら汽車に乗り込んだ。
車内はとても賑わっていて、どの席からも夏の予定の話が聞こえてくる。
汽車に乗って数時間、気付いたらロンはお菓子をたらふく食べてそのまま爆睡してしまった。
ハリーも何だか眠たそう。
……何か私まで眠たくなってきた。
やっぱり昨日もう少し早く寝るべきだったなぁ、なんて考えているとどんどん瞼が重くなってきた。
私はそのままドラコの肩に寄りかかって眠ってしまった。
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ほんとだ、2人とも爆睡してる。
ロンなんか大きく口を開けながら寝てるし…笑
横を確認するとドラコも目を瞑って寝ていた。
私はドラコに握られていた手をそっと離す。
口にすると思った以上に自分が不安になってることに気が付いた。
成長するに連れて大人な考えになる事は悪くないのに、なんだか少し切ない。
本当だ。窓を見ると外はもう薄暗くなっていて、
先の方に小さくキングス・クロス駅が見えていた。
ドラコも起こさないと、私はドラコの腕を軽く叩いて起こした。
急がないといけないのに、まだ少し眠そうに目を擦ってるドラコが可愛い…
そんな事を密かに思っていたらドラコと目が合った。
私達が見つめ合ってると目の前から大きな咳払いが聞こえる。
そう言いながら私達は慌ただしく準備をし、汽車を降りた______


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。