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第78話

episode77.
1,978
2024/11/07 14:35 更新










明け方、ウィーズリー家の男子部屋の扉が静かに開いた







私とハーマイオニーはこっそりハリー達に近付く








ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
ハリー、起きて!
ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
………もう朝…?あと5分…
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
はぁ、まったく…



ハーマイオニーは隣のベットに寝ているロンにも声をかけた



ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
ロン、起きるのよ!
ロン・ウィーズリー
ロン・ウィーズリー
……なっ、なんだよ…!!
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
着替えて!
あなた
眠っちゃダメだよ





ロンは恥ずかしそうに掛け布団で顔を隠しながらハーマイオニーと会話をしている




そんな様子が可笑しくて、私はふっと笑ってしまった






そして私は部屋の1番奥のベットで寝ているドラコを起こそうと近づいた瞬間________








あなた
………えっ!?





ドラコに腕を引っ張られ、私は彼の腕の中にすっぽりと包み込まれてしまった






ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
残念だったな、あなた
あなた
えっ、起きてたの!?
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
あぁ、少し前に目が覚めた
あなた
……寝顔見たかったのに
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
また今度な




残念がる私を見てドラコは頭を撫でる




優しく柔らかく微笑んでくれるその笑顔に私は思わず抱きつきたくなってしまう




そんな衝動をぐっと抑え込み彼から離れようとすると、ドラコは私の頬に優しく口付けをしてくれた





あなた
……!!
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
ふっ、頬じゃ物足りないか?
あなた
じゅ、充分だから…!!







私が両手で顔を隠しながら下を向いていると、後ろから声がした






ロン・ウィーズリー
ロン・ウィーズリー
……ここは僕の家だぞ!!
ロン・ウィーズリー
ロン・ウィーズリー
イチャつくなら外でやってくれよ…!!
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
羨ましいならそう言え、ウィーズリー





ドラコとロンの毎度のことながらの小競り合いを横目に私は時計を見て焦った




あなた
ねぇ!!もう時間…!!
ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
時間…?
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
何言ってるのよ、ハリー!
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
あぁ、そう言えば今日だったな
ロン・ウィーズリー
ロン・ウィーズリー
……今日、早起き…予定…
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
もう、ロンったら相変わらずね…
あなた
今日は…
あなた
クィディッチワールドカップよ!!






私が大きな声で叫ぶとロンとハリーは目をまんまるくし、ベットから飛び起き大急ぎで支度をし始めた






ドラコも着替えると言い、私とハーマイオニーは先に一階へと降り朝食を食べるためリビングへと向かった





一階へと降りるとジニーとフレッド、ジョージがもう朝食を食べ終え紅茶を飲み一息ついていた




ジョージ・ウィーズリー
ジョージ・ウィーズリー
2人ともおめかしは終わってるか?笑
フレッド・ウィーズリー
フレッド・ウィーズリー
なんたって今日はクィディッチワールドカップだからな
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
私たちは完璧よ?
あなた
ロンとハリーは今大慌てで準備してるよ…
ジョージ・ウィーズリー
ジョージ・ウィーズリー
マルフォイも寝坊か?笑
あなた
私たちが来る少し前に起きてたみたいだけど…
ジニー・ウィーズリー
ジニー・ウィーズリー
あら、あなたなんだか顔が赤い…熱?
ハーマイオニー・グレンジャー
ハーマイオニー・グレンジャー
顔が赤いのはマルフォイのせいでしょ?笑
あなた
もういいからほんと……




ジニーは「あぁ、なるほどね」と微笑みながら紅茶を再び飲み始める




フレッドとジョージからは「朝からお熱いねぇ〜」とからかわれ、2人の言葉は無視して朝食を食べた




私がパンを一口食べ始めると2階からドラコだけが先に降りてきて、そのまま私の横に座る




その5分後にハリーとロンがようやく一階へ降りて来るとアーサーさんが話し始めた







アーサー・ウィーズリー
アーサー・ウィーズリー
さぁ、準備は出来たか?
アーサー・ウィーズリー
アーサー・ウィーズリー
人を待たせてるんだ、すぐに出よう







モリーさんに見送られ、私たちは隠れ穴から出発した






しばらく歩くと一本の樹木の横に眼鏡をかけたアーサーさんと同い年くらいの中年の男性が立っている






エイモス・ディゴリー
エイモス・ディゴリー
アーサー!
アーサー・ウィーズリー
アーサー・ウィーズリー
エイモス!
アーサー・ウィーズリー
アーサー・ウィーズリー
すまん、寝ぼすけたちがいてね
アーサー・ウィーズリー
アーサー・ウィーズリー
みんな、魔法省で一緒に働いているエイモス・ディゴリーだ
あなた
ん?ディゴリーって確か…






私が独り言を呟いていると、木の上から誰かが飛び降りてきた




飛び降りてきたのはセドリックだった




アーサー・ウィーズリー
アーサー・ウィーズリー
この立派な若者がセドリックか?




セドリックは少し恥ずかしそうにしながらアーサーさんと握手をする





セドリック・ディゴリー
セドリック・ディゴリー
やぁ、あなた
セドリック・ディゴリー
セドリック・ディゴリー
久しぶりだね
あなた
セドリック…!!




セドリックと話をするのは凄く久しぶりで、会わないうちに随分と大人っぽくなったな、と感じた





私の横でドラコは少し不貞腐れたような顔をしていてフレッドたちが後ろでニヤニヤしているのが見えた














アーサー・ウィーズリー
アーサー・ウィーズリー
さぁ、あの先だ!






丘の先まで歩き、その先には古びたブーツの片方だけがポツンと置いてあった



アーサー・ウィーズリー
アーサー・ウィーズリー
始めよう、遅れてしまう
エイモス・ディゴリー
エイモス・ディゴリー
あぁ、もうすぐだ!
皆位置に就いて





アーサーさんが皆にブーツを掴むように声を掛ける




ハリー・ポッター
ハリー・ポッター
……このオンボロ・ブーツは?
フレッド・ウィーズリー
フレッド・ウィーズリー
そう見えるだろ?
ジョージ・ウィーズリー
ジョージ・ウィーズリー
これは移動キーポートキー






「出発だ!3つ数えるぞ!」とエイモスさんが言う





私はワクワクしすぎてしまい思わず力強く握る







エイモス・ディゴリー
エイモス・ディゴリー
ワン、ツー、スリー!







エイモスさんの掛け声で移動キーポートキーは勢いよく回転し始める






まるで空を飛んでいるような不思議な体感で、ハーマイオニーは少し怖がっているような表情をしていた






アーサーさんに「手を放せ!」と言われ、手を放すと瞬く間に身体が何かに吸い込まれるようにして移動した







アーサー・ウィーズリー
アーサー・ウィーズリー
頭がスッキリしたろ?









気付けば草むらにいた私たちは急いで立ち上がり丘を上がると、その先には人が沢山いてお祭り騒ぎだった











横にいたドラコも目を輝かせていて、私は思わずドラコの手を握る








アーサー・ウィーズリー
アーサー・ウィーズリー
"クィディッチワールドカップ"にようこそ!










私たちはその言葉に更に興奮し、会場へと足を踏み入れた











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