今日は私の話をさせてね
私の名前はハーマイオニー・グレンジャー
ホグワーツの3年生で寮はグリフィンドール
そして、マグル生まれの魔女。
学校の授業はとても勉強になるし、素晴らしい友人も出来て毎日凄く充実している。
特にあなたは特別な存在で、私の親友のうちの1人よ。
初めて会ったのはホグワーツ特急の汽車に乗っている時だった。
思わず二度見してしまうくらい綺麗でおまけに性格も良くて、きっと仲良くなれるって直感で感じたの。
寮こそは別々だったけど、食事の時や休日も一緒に遊んで一緒に時間を共有してた。
もちろん、今でもね。
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2年生の時、大広間であなたが顔を真っ赤にしながらマルフォイへの想いを明かしてくれた時はあまりにも綺麗で、可愛くてとても愛しかったのを覚えてる。
きっとパンジーも同じ事を思ったはずよ?笑
正直マルフォイに対しては良い印象は無かったの。
ネビルに嫌がらせをし、ハリーにも悪態をつくし。
それに私に"穢れた血"って言ったしね。
だけどあなたが私達のために怒ってくれてマルフォイが謝罪した時は周りに居た全員が驚いたはず。
後に2人はめでたく付き合う事になった。
幸せそうに過ごしているあなたを見て、親友としてとても安心してる。
マルフォイの溺愛っぷりには驚かされたけどね。笑
そんな私にも春が来た…と言うのが正しいのかしら?
密かに想っている人がいる。
勉強や面倒くさい事が嫌いで、食いしん坊でいつも何かを頬張っている。
だけど家族愛が深くユーモアに溢れていて友情に熱い。
いつもピリピリしていた私とはまるで正反対。
そう、私はロンのことが好き。
あなたとパンジーにはとっくにバレていたようで、2人に協力してもらっていつもは着ない格好をしてみたり、メイクもしてアピールをしたり…
効果は、何となくあったような無かったような。
結局今現在まで"親友"のポジションを貫いている。
だけど早いもので今日から夏季休暇。
どうせ手紙なんか書いてもロンは返事を書いたりするタイプじゃないしなぁ、と思っていたけど
8月は皆でウィーズリー家で過ごす事になった。
表では冷静を保っているけど、心の中ではとてもワクワクしているの。
好きな人と一緒に夏を過ごせるなんて特別すぎるでしょう?
汽車に揺られて寝ているロンに私は呆れながら呟いた。
私ってそんなに分かりやすかったかしら、なんて思っているとマルフォイは隣で寝ているあなたの髪の毛に触れながら頭にキスをしていた。
やっぱりこの2人って誰が見てもお似合いよね。
こんなにお互い想い合っているんだもの。
その後も少しだけ3人で会話を続け、そのうちにマルフォイは寝てしまった。
リストには新学期に用意するものが記載してある。
用意するものずらっと箇条書きにしてあり、一行ずつ目を通した。
そして最後の行にはこう記載してあった。
"ドレス"
私とパンジーは顔を見合わせて笑った。
今年の夏はきっと特別な夏になる。
私は胸の高鳴りを抑えながら窓から外の景色を眺めた。

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。