第76話

episode75.
1,459
2024/10/19 14:17 更新



________7月末




早いもので夏季休暇に入ってもう1ヶ月が過ぎようとしていた。







シーナ(母)
シーナ(母)
あなた?荷造りは終わったの?
あなた
んー、あと少し!
シーナ(母)
シーナ(母)
相変わらずのんびりさんね
シーナ(母)
シーナ(母)
ドラコはとっくに終えてるみたいよ?
あなた
……ドラコはいつも早すぎるだけなの!
シーナ(母)
シーナ(母)
もう、明日は朝早いんだからね
あなた
わかってるってば〜




そう、明日は待ちに待ってた日、ウィーズリー家へ行く日だ。





久しぶりに皆と会える嬉しさを噛み締めながら鼻歌まじりにトランクを開け大量の荷物を溜め込んでいると、誰かの階段を登ってくる音が聞こえた。






ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
あなた
あなた
あ、ドラコ。



階段を登ってきていたのはドラコだった。



私はいつものようにドラコの元へ駆け寄って抱きつきに行こうとしたが、ママがいるから流石に気持ちをグッと堪えた。



そしてそんなドラコの右手には何やら何通かの封筒が握られている。



あなた
ん?それは手紙?
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
あぁ、今さっきフクロウ便が届いたんだ。

シーナ(母)
シーナ(母)
あら、受け取ってくれたの?
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
はい。シーナさんとマークさんに一通ずつ、あなたに一通届いています。
シーナ(母)
シーナ(母)
受け取ってくれて助かるわ、ドラコ。


ママは手紙を受け取り、封を開けながら私の部屋を出て行き一階へと降りて行く。



ママが部屋から出るとドラコは私の横に座り、私宛の手紙を渡してくれた。



差出人の名前を確認すると、そこには"ロン・ウィーズリー"と書いてある。




あなた
え!ロンからよ!




まさか、あのロンから手紙が届くなんて。
私は嬉しさのあまり荷造りそっちのけで急いで手紙の封を開ける。




ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
あなた、そんなに焦らなくてもいいだろ
あなた
だって、あのロンからよ!
あなた
いつもなら返事すら書かないじゃない?笑




ドラコは私の肩に寄りかかり、そして一緒に手紙を読む。



「 あなたへ


 やぁ、元気かい?実は…お願いがあるんだ!!

 明日はお腹を空かせて来て欲しい……

 ママが君たちに会えるのを楽しみにし過ぎてて

 アップルパイを大量に作って家中に溢れてるんだ…

 僕たち兄弟はもうアップルパイ恐怖症になりそうだよ

 マルフォイにもよろしく頼む…!!

              
                   ロンより 」


あなた
____ふふっ、なにこれ?笑
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
いかにも、ヴィーズリーらしいな。
あなた
明日はアップルパイが食べられるのね!!
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
僕は大量には食べられそうに無いな。
あなた
確かに、想像できないよ…笑




ロン達は今頃お腹を苦しそうにしてるのかな、ジニーは太るからヤダって言ってるのかな?


それはそれで面白いな、なんて考えていたら横にいるドラコがボソッと小さく何かを呟いた。




ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
はぁ、明日からウィーズリー家か。
あなた
なによ〜、嫌なの?
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
騒がしくなるだろ。
あなた
私はとっても楽しみよ
あなた
……私たちって一人っ子じゃない?
あなた
だからいつもホグワーツで皆とワイワイ出来るのが凄く新鮮で楽しいの。
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
……そうだな、あなたはいつも楽しそうだ。
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
でも、僕は2人きりで過ごす時間が一番好きだけどな。



そう言ってドラコは私の後頭部に手を当て、そのままキスをする。



確かに、明日から皆とずっと一緒だからもしかしたら2人きりで過ごす時間は少なくなるかもしれない。



なら今のうちに…と私は両手を広げてそのままドラコに抱きつき彼の胸に顔を埋めた。


あなた
私も。ドラコ大好きだよ。
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
知ってる。
あなた
ふふっ、やっぱり?笑
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
好きだ、あなた。
あなた
うん、私も。



私たちはまた顔を近づけキスをしようと……した時



部屋のドアから何やら視線を_________







そう、何と恐ろしい事にパパが部屋の扉の隙間から仁王立ちしている姿が見えたのだ。



























p.s




マーク(父)
マーク(父)
………おい!!!
あなた
えっ、パパ…!!
マーク(父)
マーク(父)
い、今……何をしようとしていた!!
あなた
ちょっと!勝手に部屋に入らないでよ!
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
すみません、あなたが可愛かったのでつい。
マーク(父)
マーク(父)
なっ何を言う!!
マーク(父)
マーク(父)
あなたにキスしようなんて100年早い…!!
あなた
なっ、何言ってんの!パパ!
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
………それは守れそうに無いですね。
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
もう、何度もしてますから。
あなた
ドラコ、余計な事言わなくて良いから!!
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
何故だ。
嘘をつくわけにはいかないだろ?笑










その後うるさく騒がしいパパを見かねて私がママを呼び、パパがママに怒られたなんて話______






きっと言うまでも無い………













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