ちなみに今日頑張れば明日は休みなので
今日の授業は寝ずにちゃんと聞こうと思っている。
今日は一発目から魔法薬学だ。
…最悪だ。
というのも私は魔法薬学が大の苦手であり、
いつもハーマイオニーに助けて貰っている。
ハーマイオニー…まじでありがとう。
そんなこんなでめちゃくちゃゆっくりご飯を
食べていたら、もう1限目の時間が近づいてきた。
そう言い私は走りながら手を振る。
全然人見知りちゃうやんと思った方もいるだろう。
これでも私はすっごい勇気を振り絞っているのだ。
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1限目が終わり───
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大広間──
何とか全ての科目を終えた。
勉強は苦手だが意外と時間は早く進むものだ。
そんなことを考えていると
金髪の少年が声をかけてきた。
急に声をかけられ私は驚き、肩がびくっと
上がってしまった。
私はそう言いながら振り向いた。
あの時のというのは2年前この金髪の人が
ハリーに対して僕が教えてあげようとかなんとか
言ってハリーにバッサリ断られていた時の事だ。
その時私は よく有名人に声をかけられるなぁ とか
思っていたので印象に残っている。
ハーマイオニーが私の手を引く。
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ハリーとロンが居るところに着く。
ロンはハーマイオニーのことなんか…と言い
黙り込んでしまった。
私も黙り込む。
そんな人には見えなかったけどな…。
ていうか何で私に声をかけてきたんだろ。
あんまし接点なかったはず…。
するとまたあの双子が声をかけてきた。
私を挟んで座る双子。
そう言うとまた私の頭をワシャワシャと撫でる。
私は口を一直線に結び
眉間に少しのしわを寄せる。
ロンは両手にチキンを持って🍗
むしゃむしゃと食べ始めた。
私はまた双子に撫でられ
何故か落ち着かなかったので私も
ロンに負けじとむしゃむしゃと食べ始めた。
ハーマイオニーはいつもの私の食欲ではない
と気づいたのか少し不思議そうに聞いた。
私はほっぺにローストビーフを
ぱんぱんに詰め込んだまま言った。
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ドラコside
あなたはいつもウィーズリーとばかり居る。
…っ…そのせいで
あなたにろくに声もかけられないじゃないか。
僕だってあなたと…たっ、たくさん話したいし
僕だって、男として見られたいのに、、。
そう言いながらも
ドラコの顔は少しこわばっていた。
今度こそちゃんとあなたを振り向かせてやる
と心に決めたドラコだった。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。