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第65話

64
それから3日後



まつ毛の長い鴉が手紙を持ってきた。
鎹鴉
ヨンデネェ!!
あなた

え、あ、はい
君は誰の、

鎹鴉
ナイショヨォ!!
そう言うと鴉ちゃんはまたどこかに飛んでいった。





ちょうど帰ってきたところだったからその手紙を持って家の中に入った。
甘露寺蜜璃
ふぅ.......あら!あなたちゃんおかえり!
あなた

お姉ちゃんただいま!

お姉ちゃんがお風呂からでてきたようで頭を拭いているところに出くわした。
甘露寺蜜璃
あら、それお手紙??
お姉ちゃんが私の持っていた紙を見ている。



あなた

うん、ついさっきそこで鎹鴉からね
どこの子か聞いたら教えてくれなくて.......

甘露寺蜜璃
どんな鴉だった?
あなた

まつ毛の長い女の子だった

甘露寺蜜璃
.......本当に?
あなた

うん、誰のか知ってるの?

甘露寺蜜璃
.......ええ、
あなた

誰??

甘露寺蜜璃
後ですぐにわかるわ、
まずはそのお手紙を読みましょう?
あなた

.......うん?

いつもお喋りをする時に座っている縁側に腰かけるとお姉ちゃんも隣に座ってくれた。




ガサガサと折りたたまれた手紙を広げ、読み始めた。














それは、想いを捨てたはずの人からだった。





手紙の内容は





あなたへ
いきなり文を送ってごめんなさい。
会いたいけれどお互いに柱だから、
中々会えないからこうしました。
この間は酷いことを言ってごめん
「二度と話しかけないで」なんて酷いことを言ってごめんなさい。
辛い思いをさせてしまってごめんなさい
いくら謝っても謝っても足りないよね
直接会えたら言いたいけどここで言うね
僕ずっとあなたのことが好きだったんだ。
可愛くて努力家のあなたが。
だからこそ炎柱にっていう話が来た時直ぐに了承すると思っていたんだ。
でもあなたは煉獄さんのことをずっと受け入れられなかったことに、
そんなのずっとお世話になってたのなら当たり前なのに、
僕が子供だから頭に血が上ってしまってあんな事を言ってしまったんだ。
本当にごめんなさい。
柱合会議の後から不死川さんとお付き合いを始めたのも聞いた。
こんな事を言うのはおかしいと分かっているけど言わせて欲しい。
今すぐ不死川さんと別れて僕のものになって。
不死川さんが言ってたんだ。
「あなたはお前の事を諦めるってよ」って。
あなたも僕のこと好きでいてくれたんでしょう?
まだ気持ちがあるなら僕の彼女になって?
時透さん、なんて呼ばないで
前みたいに名前で呼**?
羽*も、お守り*ってあなたにあげ*ものだから。
お願い。
仲直*がした*ん**


時透無一郎






甘露寺蜜璃
.......まつ毛の長い女の子鴉は時透くんの鎹鴉なのよ
お姉ちゃんが悲しそうにそう言った。




お手紙の最後の方は涙でなのか、滲んでいる。





あなた

.......

甘露寺蜜璃
あなたちゃんはどうしたい?






どうしたいって、もう決まっているんだ。







柱なら、覆すことはしない。




あなた

私は.......










もう、決めた事。














あなた

私は、実弥さんといるって決めたの
元々これは喧嘩とかじゃないもの
実弥さんには新しい羽織を買ってもらった
もう少しで出来上がるの

甘露寺蜜璃
あなたちゃんっ.......!
あなた

大丈夫だよ、お姉ちゃん

泣きそうな顔のお姉ちゃんににこりと微笑んでそう返した。






笑っていないと、心の蓋から全て零れてしまう。



しっかりと、閉めたはずの蓋から。






その手紙は捨てようとしたけどお姉ちゃんが
甘露寺蜜璃
私が持っていてもいい?
誰にも見せたりなんてしないから.......
って泣きそうになりながらもそう言うから渡した。