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第57話

56
時透無一郎side









炎柱の席が空いてしまい、次はあなたがなると決定していた。





けれどあなたはならないと、御館様からのお願いを聞けないと言った。






あなたに期待していたのに。







あなたなら任せて!!って言うと思ってたのに。







ずっとめそめそしていた。





僕は理解できなかった。






確かに煉獄さんは凄い人だ。




騒がしいけど、みんなから慕われている。




優しくて、世話焼きな人。




けれど鬼殺隊にいるのならばいつ死ぬかなんて分からない。




それは柱でも同じことだ。




あなたもそれは分かっていたはず




なのに、ずっとめそめそしていて炎柱にならないなんていうから思わず



時透無一郎
買い被りすぎたみたいだよ
時透無一郎
二度と話しかけないで




そういってあなたの屋敷から出た。





翌日の会議には一応来ていたみたいだけど知ったことではない。





その場で御館様に言われてもなるとは言わなかった。





僕は明るいあなたが好きだ。




嬉しそうな、楽しそうにしているあなたが好きだったのに。






















それから1週間後、不死川さんに任務先から帰る時に出会って話を聞かされた。
不死川実弥
あなたは俺の女になった
時透無一郎
.......だから何





僕には関係ない










不死川実弥
.......好きな女が尊敬する人を失った時に支えてやれねぇなんて男の風上にも置けねぇなァ
時透無一郎
僕は元気な姿が好きなんだ
不死川実弥
あなたがどれだけ煉獄を尊敬していたか知ってんだろォ
時透無一郎
何が言いたいのさ
不死川さんは目を細めて
不死川実弥
あなたは時透の事を諦めるってよ
今はお前の呼び方を以前と同じ呼び方に戻してる
時透無一郎
.......は?
時透無一郎
諦めるって、なにそれ
不死川実弥
そこまで言う必要はねぇだろォ
不死川実弥
あなたのそばにいるのは俺だ
お前じゃねェ
時透無一郎
.......よ
不死川実弥
あ?
時透無一郎
なんだよ!!
あなたが、僕の事を諦めるって、なんなんだよ、
不死川実弥
それを今更知ってどうする
テメェはあなたの事見限ったんだろォ
なら知らなくてもいいだろ



そういって不死川さんは姿を消した。






僕は屋敷に戻ってからもずっと、
不死川実弥
あなたは時透の事を諦める








その言葉の意味を考えた。











































まるで、あなたが僕の事を好きだった、みたいな言い方じゃないか

















時透無一郎
.......



あなたと話がしたい。










きっとあなたの事だ





僕が話しかければきっと今までみたいにニコニコしながら話をしてくれるだろう。














その願いが、無駄になるなんてことはその時はまだ知らなかった。

















時透無一郎side終了