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第93話

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本人視点に戻ります




頭がふらつく。
音が遠い。
痛い。
眠い。
もうすぐ、死んでしまうのだろうか。














でも。


あなた

私は負けない!!

竈門炭治郎
あなた!?
花咲 克哉
おい、
あなた

炎の呼吸 肆ノ型 盛炎のうねりっ!!




ガァンッ!!!と妓夫太郎の頚を狙ったのに鎌で防がれた。



妓夫太郎
まだ生きてんのかよぉお
あなた

私は炎柱だもん!!
誰一人として死なせたくないの!!
あんたがどんなに強くても!!

羽返そうとする妓夫太郎に力で対抗する。



妓夫太郎
な、こいつ力が.......!



私はお姉ちゃん程の才能も筋力だってない。



宇髄さんより力もない。




だけど、少しでも役に立てるのであるならばこの力を使おう。



あなた

今動ける者はもう1人の頚をもう一度斬って!!

花咲 克哉
お、おう!
ぐんっと押し込んでわざと力を抜き軽く跳ね飛ばされる。



羽織の裾がきらりと光るのが目に入った。
同時に胸元のお守りが少し暖かい気がした。




まるで無一郎くんに
「大丈夫だよ」
って言われているかのよう。



心が暖かくなった。






だから。








あなた

全集中.......炎の呼吸 伍ノ型 炎虎

妓夫太郎
!?
妓夫太郎
(こいつ、こんな力がまだ残ってたのか!!)
あなた

私の大切な人達を傷つける奴は大嫌いよ!!

妓夫太郎
知るかよぉお!!
血鬼術.......
ギュル、と血鎌が私と炭治郎に向かってくる。




あなた

肆ノ型 盛炎のうねり

竈門炭治郎
ぐっ.......!
私の分しか防げない。



煉獄さんならばみんなの分も防げたのだろうか?





あなた

炭治郎ーっ!!

防げなかった血鎌が炭治郎に襲いかかろうとした時。




宇髄天元
うおあぁぁぁあ!!!
あなた

ハァッ、ハァッ、

宇髄さんが妓夫太郎の攻撃を捌き、炭治郎を守った。
宇髄天元
譜面が完成した!!
勝ちに行くぞぉおお!!!



譜面、宇髄さん独自の戦い方なのだろう。



私には分からないけれど、今できる最善のことを。


宇髄さんと私で妓夫太郎の攻撃を弾き、首を狙う。


私はまだ腕も足も動く。
けど宇髄さんは左の腕の骨を折ってる。
それに顔色もさっきより悪い。




妓夫太郎
めんどくせえなぁあ!!
ザシュッ!!

宇髄天元
ぐっ.......
あなた

天元お兄ちゃん!!

妓夫太郎
今度こそ殺してやるよぉお!!
ザクッ



あなた

ガハッ!!

鳩尾を、血鎌で貫かれた。



好機だ。
竈門炭治郎
あなた!!
宇髄さん!!
宇髄天元
止まるな!!飛べぇぇえ!!!
妓夫太郎
ぬ、抜けないっ!!
全身の筋肉に力を入れ、ぐらつく頭を叩き起して奴の腕を握る。




あなた

お願い!!今しか出来ない!!

竈門炭治郎
っ、ァァァァァ!!!
私と宇髄さんの後ろから飛んだ炭治郎が妓夫太郎の頚を捕える。



きっと堕姫は拓海達がやってくれる。



だから私はせめてこいつを。



竈門炭治郎
ガァァァァァァァ!!!
妓夫太郎
クソがァァァ!!!

ザシュッ、という音と共に妓夫太郎の頚が飛んだ。



身体の方の力が抜け、鎌が抜けた。



ペタン、と力が抜けた。



竈門炭治郎
ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ、.......
しかし。



目の前の妓夫太郎の身体から流れていた血が動いた。
あなた

!?

宇髄天元
くそっ!!
宇髄さんは皆に向かって
宇髄天元
逃げろー!!!!!!
私は最後の力を振り絞って宇髄さんも、炭治郎も担ぎあげてその場から退避した。





宇髄天元
ちょ、あなた!?
あなた

ゼェッ.......!

もう、ダメだ。



力がもう持たない。


意識が保てない。けどまだ倒れる訳には行かない。





真後ろで感じた爆風と痛み。



炭治郎も宇髄さんもあれ以上の傷は負ってない。



良かった。





少し離れたガレキの上に2人を下ろした。




あなた

ハァッ、ハァッ、

くるりと振り返ってフラつくが鬼の頚を探しにその場から離れた。
花咲 克哉
あなた、もうやめろ.......
あなた

かつ、や、

克哉が泣きそうな顔で私を引き止めた。
あなた

でも、鬼の頚、消えてるか確認に、

花咲 克哉
そんなの俺が確認に行くから
だからあなたは手当を受けてくれ
あなた

まだ.......大丈夫、

花咲 克哉
大丈夫なわけあるか!!
お前自分の怪我わかってるのか!!
あなた

克哉だって、酷い怪我、血も、

花咲 克哉
あなたの方が酷いだろうが!!
俺はあなた達よりずっと軽傷だ!!
そこで拓海もやってきた。
山代 拓海
おい今竈門達があの鬼の妹の炎で毒を消してもらって、
.......おいあなた!?
お前なんでそれで動いてんだよ!!
あなた

たく、み、、

そんなに酷い怪我だろうか?



そう思った時には、視界が傾いていった。



遠くで
花咲 克哉
ほら言わんこっちゃない!!
山代 拓海
早くこいつを!!



その声を最後に、意識は遠のいた。