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第71話

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暫くして
あまね様
これから甘露寺様のみ、私と奥の部屋にお越しください
戻ってきたあまね様がそう言った。
時透無一郎
僕も!!
ふるふると頭を降ったあまね様は
あまね様
あなたは姉のみと仰ってるので
時透無一郎
そんな.......
伊黒小芭内
甘露寺、
伊黒さんに
伊黒小芭内
あなたの様子を、頼む
甘露寺蜜璃
わかったわ
そうして私だけが部屋から出て奥の部屋に案内された。




空気が重くなる。




ある部屋の前に着くと
あまね様
あなた、いいですか?
あなた

.......はい

久々に聞いたその声。



襖を開けたその先には、あなたちゃんがいた。
あまね様
お話が終わったらまた声をかけてください
甘露寺蜜璃
はい

中にあなたちゃんと二人きりになった。




甘露寺蜜璃
.......元気だった?
中で座るあなたちゃんと向かい合わせに座った。



あなた

うん、




とりあえず元気だったことに一安心した。




甘露寺蜜璃
いきなり居なくなって心配したのよ?
あなた

ごめんなさい.......





鬼殺隊の事を考えたくないのがとてもわかる。





甘露寺蜜璃
ここの生活はどう?
あなた

楽しいよ
ひなき様たちと折り紙や、紙風船だとかでよく遊ぶし、
たまに私がわかる範囲でだけどお勉強も教えたりしてる

甘露寺蜜璃
あなたちゃん折り紙とっても上手だものね
あなた

.......お姉ちゃん

あなたちゃんが目線を下に落として
あなた

皆、怒ってるかな、
呆れちゃったかな.......

綺麗な瞳いっぱいに涙を貯めている。




あなた

せっかく、炎柱になったのに、
煉獄さんに、頼まれたのに.......
竈門さんに頼まれたのに、

ぽろり、と涙が溢れ始めた。
あなた

皆に、迷惑、かけちゃった.......

甘露寺蜜璃
そんな事ないよ
あなたちゃんが居なくて皆寂しがってる
あなた

グスッ.......

甘露寺蜜璃
聞きたくないってなったら止めてね
.......あのね
あなた

うん、

甘露寺蜜璃
時透くん、すっごく泣いてたの
僕のせいだって
話がしたいって
あなた

ズビッ.......

甘露寺蜜璃
不死川さんも、
宇髄さんもあなたちゃんに会いたいって言ってる
もちろんほかの柱の皆も、煉獄さんもね
甘露寺蜜璃
あなたちゃん、無理に鬼殺隊に戻ってこいなんて言わないわ
けれど私達のお屋敷に戻ってくる気はないかな.......?



鬼殺隊に戻ってこなくてもいい。




私達のお屋敷で今日あったこととかたわいもない話でいい。





また、一緒に暮らしたい。










甘露寺蜜璃side終了





本人視点に戻ります




甘露寺蜜璃
私達のお屋敷に戻ってくる気はないかな.......?



お姉ちゃんが悲しそうにそういう。





どうしたらいいのか分からない。





甘露寺蜜璃
鬼殺隊をやめてもいいの
また姉妹として一緒に暮らしたいの
柱を誰も近づけないで欲しいというのならそうするわ
だから、お家に戻ってきてくれないかな.......?
あなた

っ.......

甘露寺蜜璃
あなたちゃんは、私と居たくない.......?
あなた

わたし、

甘露寺蜜璃
うん
あなた

鬼殺隊に、もどり、たい

あなた

お姉ちゃんとまた、同じお布団で寝たり、一緒にお風呂に入りたい、
けど、

そこでお姉ちゃんに抱きしめられた。
甘露寺蜜璃
いいのよ、
戻りたいと、そう言ってくれただけで.......!
まだ暫くはお家でゆっくり過ごしてくれたらそれでいいのよ
あなた

お姉ちゃん、

お姉ちゃんも泣いていた。



甘露寺蜜璃
あなたちゃん、戻ろう?
私達のお屋敷に、
あなた

.......うん、

そこで御館様が入ってこられた。
産屋敷耀哉
あなた、戻るんだね
あなた

御館様、

産屋敷耀哉
もう少し休むんだよ
また炎柱になってくれると言うのならまたいつでも教えてくれるかい?
あなた

はい、
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした

そう謝ると
産屋敷耀哉
あなたが少しの間でも本当の娘のようになってくれて楽しかったよ
ひなき達も楽しそうだった
またいつでも来てくれ
あなた

.......はいっ!

産屋敷耀哉
その着物や小物はあなたにあげよう
あなた

えっ、

産屋敷耀哉
隊服だとかも一応持って帰るだけ持って帰るといい
また戻ると決めたら隊服を着て顔を見せて欲しいな
御館様はそう言って隊服や羽織、日輪刀達を渡してくれた。



あまね様
またいつでもいらしてくださいね
にちか様
また折り紙で遊びましょう!
ひなき様
お勉強も教えてくださいね
あなた

.......はいっ!




お姉ちゃんと手を繋いで戻っていると前から柱のみんなの気配がして怖くて立ち止まってしまった。




甘露寺蜜璃
.......このまま帰る?
それとも皆に会いたい?
あなた

.......怖い、

カタカタと身体が震えている。





お姉ちゃんは
甘露寺蜜璃
このまま帰ろうか、
あなた

.......ごめんね

甘露寺蜜璃
いいのよ
少し皆に私だけ顔を出して話してきてもいいかな?
あなた

うん、

甘露寺蜜璃
私の後ろにいていいからね
あなた

うん、

お姉ちゃんがみんなのいる部屋の襖に手をかけた。
私はお姉ちゃんの背中に隠れる。





甘露寺蜜璃
ごめんね、私達このまま帰るわね
時透無一郎
あなた、そこにいるの?
あなた

.......っ

時透さんが立ち上がるのがわかった。




怖くてぎゅう、とお姉ちゃんの羽織を握りしめると
甘露寺蜜璃
今は休ませてあげて欲しいの
時透無一郎
あなたっ、お願いだから、
あなた

.......

時透無一郎
僕と、話をして、
あなた

.......ごめんなさい




そのまま、屋敷へと帰った。