第19話
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それから1週間後、任務終わりにお腹がとても空いてこの間風柱様と行った甘味処でみたらし団子を50本注文し、1人でもちもち食べていた。
20本目を食べていた時、
声のした方を見ると風柱様で急いで口に含んでいたお団子を飲み込み、
その後直ぐにおはぎとお茶達が運ばれてきた。
食べてる合間に
そういうのでみたらし団子を1本渡し、
残り10本にまで減ったみたらし団子から少しおはぎに浮気した。
みたらし団子よ、すぐ戻るから許してね。
はむり、とかぶりつくとあんこともち米が絶妙なバランスでとても美味しい。
なんて微笑みあいながら食べていると
風柱様の後ろからとてつもなく身長のある男性が。
お姉ちゃんから柱の特徴と名前を聞いている。
最後の一口のおはぎをもぐもぐしながら
そこで思い出した。
彼は
「音柱・宇髄天元」
だということに。
おはぎを飲み込み、
風柱様の隣に腰掛け、お茶を注文している。
そう言ってみたらし団子を食べた。
みたらし団子よ、帰ってきたよ。
しっかりと食べてあげるからね!
そう言って風柱様をからかう音柱様。
風柱様は顔を真っ赤にして
ニヤニヤしながらお茶を飲んだ音柱様。
こう見ると確かにすごくかっこいい2人だ。
お姉ちゃんが柱合会議の度に皆がかっこいいというのが分かる。
じーっと見ているとそう言われたので
そこまでは知らなかった。
え、今の時代一夫一妻だよね……
少し引いた。
いやだって、ねぇ?
そう言って最後の1本となったみたらし団子を食べきった。