第61話
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翌週、実弥さんとの合同任務となった。
私達二人だけではなく、
拓海と克哉も同じ任務となった。
拓海の方に抱きつくと
克哉に抱きついてキャッキャしてると後ろから怒ってる雰囲気の実弥さんが。
そう言うと実弥さんはブブッ、と吹いた。
ふっふっふ、と笑って手の甲を見せながら
そういって浮かび上がった
「炎」
という字を見せた。
克哉達は
実弥さんにぐいっと引き寄せられて後ろから抱きしめられた。
何とか実弥さんの腕から逃げ出して任務に向かった。
鬼は10体ほど。
プチン、と来て
山代拓海side
久々に俺、克哉、あなた、風柱様との合同任務となった。
あなたは相変わらずチビで可愛らしい。
俺に妹がいたらこんな感じなんだろうかと思う。
同期に兄弟で柱がいるってだけでやべぇのに
同期で姉妹共に柱になってた。
少し前までぶっ倒れるんじゃねぇかってくらいに酷い隈を作ってたってのにそんなのはどこに行ったのかってくらいスッキリした顔になってた。
風柱様とお付き合いをしているとの事だったが
あなたの口からは会う度に霞柱様の事を聞いていた。
なのに今日会ったら一言も言わないのだ。
なんかふたりで勝負し始めたのを見ているがあなたの攻撃の威力が以前よりも上がった気がする。
風柱様は元々すんげぇ強さだけどあなたも追いつくんじゃね??
普段噂で聞いている風柱様はさっさと倒してしまうというのに
風柱様が倒してしまえるような距離の鬼も手加減してあなたに倒させている。
2人であなたたちの戦いを見ながらそんな話をした。
山代拓海side終了