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第99話

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翌日、任務から帰ってくると家の前に伊黒さんがいた。



駆け寄って
あなた

伊黒さん!お疲れ様です!
お姉ちゃんなら任務に行ってますよ??

そう声をかけると
伊黒小芭内
元気そうでなによりだ
今日はあなたに用事があったんだ
今時間はあるか??
あなた

はい、任務はありますけどそんなに遠くでは無いです

伊黒小芭内
そうか
ならば街へと一緒に行かないか
あなた

??
構いませんけど、

伊黒小芭内
よし、なら行こう
伊黒さんに連れられて街にやってきた。



彼の後ろをついて行くと私が最終選別から帰ってきた翌日辺りに来た雑貨屋さんで。



あなた

お姉ちゃんになにかプレゼントですか??

伊黒小芭内
いや、あなたに新しい髪紐をと思ったんだ
先の戦いでひとつダメにしてしまったと言っていたからな
今やっている一つ縛りも良く似合うがやはりあなたはふたつ縛りの方がいいと思う
伊黒さんはそう言って髪紐が並べられている所をじっと見ている。



伊黒小芭内
色は変えたいか?
あなた

いえ、赤は好きですから、

伊黒小芭内
そうか
そんな話をしてから直ぐにあるひとつの髪紐を持ち上げた。



それは赤と白の細い糸で紡がれた物だった。



ガラス玉ではなく先の方は紡がれていない為かふんわりとしている。




伊黒小芭内
うむ、これなんかはどうだ?
あなたの髪にもよく映えると思うのだが
それを私の髪の毛の所に軽く当てている。
あなた

可愛い.......!

伊黒小芭内
あなたはまだ年端もいかぬ女の子だ
鬼殺隊に身を置いているとしてもめいっぱいお洒落をした方がいい
あなた

でも私にこんなに良いものを、

伊黒小芭内
俺が贈りたいと思うからいいんだ
可愛い可愛い妹だからな
フ、と微笑んで私の頭を撫でてくれる伊黒さん。



口元は見えないが目がとても優しい。



あなた

ありがとうございます、
今度は切っちゃわないように頑張ります!

伊黒小芭内
うむ、その意気だ
そうだ
この後昼ご飯も食べに行こう
任務はその後でも間に合うか??
あなた

はい大丈夫です!

伊黒小芭内
そうか
ならばこれを買ってくるから好きな所を見ているといい
そう言って伊黒さんはその髪紐を2本持ってお会計をしに行った。





その後何度か行ったことのある食事処に到着し、
天丼3杯、海鮮丼3杯を注文した。



伊黒小芭内
料理が来るまでの間にこれを付け替えてもいいか?
あなた

え、いいんですか?

伊黒小芭内
ああ
櫛も持ってきている
伊黒さんが立ち上がって私の後ろに立ち、
伊黒小芭内
では失礼する
そう言って今の髪紐を解き、櫛で丁寧に梳いて何時ものように2つ縛りにしてくれた。



ちぎれた物と無事だった物は新しい髪紐が入っていた袋に入れて私の懐にしまった。



私の部屋に置いてある宝箱にしまうつもりだ。



その後料理が運ばれてきて私はモリモリ食べた。



伊黒さんはお茶だけを飲んでいた。
以前聞いたことがある。
伊黒さんは口元を怪我していて他人には見られたくないのだと。
元々そんなに食べる訳でもないから食べなくても平気らしい。



海鮮丼に乗っていた鮪を口に含んだその時。


不死川実弥
ン?あなたと伊黒じゃねェか
伊黒小芭内
不死川か
あなた

ひゃねみひゃん!!

不死川実弥

また美味そうに食ってんじゃん
俺もここいいか?
伊黒小芭内
構わん
そう言って私の隣に腰かけた実弥さん。


天丼をひとつ注文していてすぐに運ばれてきた。
不死川実弥
あなた髪紐変えたのかァ
伊黒小芭内
先程俺が新しい物を贈った
先の戦いで一本ダメにしてしまったからな
一つ縛りもいいが二つ縛りの方があなたには良く似合う
不死川実弥
確かになァ
赤と白の組み合わせも似合うなァ
もぐもぐしてる私の頭を優しく撫でてくれる実弥さん。
あなた

ムフゥ

嬉しそうな顔をすれば2人とも
伊黒小芭内
非常に可愛らしい
不死川実弥
かァわいいなァ
なんて喜んでた。