『ただいまー』
翔我「あなた、おかえり」
父「おかえりあなた」
『……何しに来たの。』
父「お前に話がある。」
『次レッスンだから早くして』
翔我「俺も聞かされてないんだけど?」
父「お前を結婚させようと思う。」
『は?』
翔我「どゆうことだよ」
父「そのまんまの意味だ。明日相手の方と会ってもらう」
『明日は無理。なんなら毎日無理。現場決まったらレッスンしなきゃだから。しかも私彼氏いるし』
父「何回も言ってるだろ。お前はジャニーズになんかいないでちゃんとしたところで働け。」
『私は辞めないし結婚だってしない。』
『仕事行ってくる。』
翔我「いってらしゃい。」
『……』
涼「……!あなた!」
『へっ……?』
涼「どうした?」
『ううん……なんでもない。』
瑞稀「なんかあったら言ってよ?」
『うん。あ、私明日学校と仕事休むから』
涼「おけ」
龍斗「明らかにおかしいね」
優斗「聡くんと喧嘩した?」
蒼弥「それは違うね。予想だけど」
次の日
父「こちら大手企業の社長の息子さんの南々瀬斗真くんだ。お父さんの親友の息子なんだよ。」
『ふーん。』
斗真「よろしくね?あなたちゃんニコッ」
『……』
父「じゃ2人でゆっくりしたまえ。お父さん向こうにいるから」
『……わかった』
斗真「あなたちゃんってホントに可愛いよね!俺惚れちゃった!」
『私貴方と結婚する気ないんで、付き合ってる人いますし第一知らない人と結婚するなんて無理。じゃ、私帰るんで』
斗真「松島聡!だっけ?彼氏。所属グループはHiHiJets。」
『だからなんですか?』
斗真「あんな奴らのどこがいいの?俺の方がイケメンだと思うし!」
『調子に乗んのもやめた方がいいと思いますよ?では、ニコッ』
斗真「HiHiJets…ねぇ…ニヤッ」
『づがれだ……!』
琉海「あの人も何考えてるんだろうね」
翔我「あなたには聡居るのに」
『ホントだよ……』
琉海「まぁ瑞稀と涼も居るし何とかなるでしょ」
『だといいけど』
とりま寝る!
瑞稀「あなた、起きろ」
『んぅ……』
涼「あ、!8時だ!遅刻!!」
『んぇ?!』
涼「はやく!」
瑞稀「ぶっ笑、」
『着替えるから出て!!』
10分後
『行こ?!』
瑞稀「時計見てみ?」
『え、7時……』
涼「ははっ笑」
『んもぉ……』
8時
瑞稀「行くぞ〜」
涼「マジごめんって!」
『意味わかんない……』
瑞稀「また喧嘩?」
『私のいちご勝手に食べた』
瑞稀「しょうがない。俺がいちごパフェ奢ってあげる」
『マジ?!やった!』
瑞稀「オフだからたまにはいいだろ?」
『うん!』
涼「良かったじゃん」
『涼も行くしょ?』
涼「1人で帰りたくないし笑」
みずひめ「女子か」
HRって微妙にめんどいよね。笑なのでいつも外見てます笑前の席に瑞稀居て右隣涼居るからいいけどでも私の左隣いつもない席があるんだよね。
涼「転校生?」
『さぁ?』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!