『ゴホゴホッ……』
涼「どーした?」
『ちょ、風邪引いちゃって』
瑞稀「バカは風邪引かねぇのにな!www」
『お前、前の定期テスト副教科も合わせて何点だった?900点満点』
瑞稀「800くらい?」
『ふんwww』
優斗「何点なの?」
『900点』
涼「さすが学年1位」
瑞稀「……」
蒼弥「みずっくんがガチで落ち込んだ」
龍斗「でも気おつけてよ?最近インフル流行ってるんだから」
涼「そうだよ。俺らの学校だって流行ってんだから」
蒼弥「クラスでも流行ってる?」
瑞稀「バリバリ流行ってるよな?」
『今日も5人くらい脱落してるゴホ』
優斗「嫌な予感……」
龍斗「ガリさん体温計www」
蒼弥「ほい」
『ねぇ!平気だから!』
優斗「はい。計る」
『平気なのに』
30秒後
優斗「どれどれ……?ぶふぉ!」
瑞稀「汚ぇよ!www」
涼「何度?」
優斗「37.5℃」
『その体温計壊れてんだよ!!』
蒼弥「壊れてない!」
涼「はい。病院送り〜」
『ヤダヤダヤダヤダヤダ……』
優斗「こんなに嫌がるあなた初めて見た……」
龍斗「風磨くんに頼んで送ってもらお?」
『無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理…………』
瑞稀「風磨くんにLINEするね」
『やめでぇぇぇーーーーー!!!!!』
瑞稀「来てくれるって」
『きらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらい……』
涼「嫌いって鼻綿棒のことだろwww」
『……』
蒼弥「一瞬で終わるやんwww」
風磨「やっほ〜」
『ぎゃぁぁ!!!』
風磨「悪魔が来たみたいに叫ぶなよ」
瑞稀「ほら熱あるんだから行ってこい〜」
『確かに頭痛いけど……』
風磨「インフルやん」
『行く……』
みんな「行ってら〜」
病院
看護師「湊崎さーん湊崎あなたさーん」
『……』
風磨「頑張れ」
『うん……』
医師「熱があるという事でインフルの検査しましょうね」
『……はい』
医師「じっとしててください」
『……ッ』
医師「じゃ調べて見るのでまた呼ぶので外で待っててください」
『はい……』
風磨「おぉ戻ってきた大丈夫?」
『……ッギュッ』
風磨「そんなにいやか?wwwポンポン」
『痛かった……』
風磨「高3なんだから出来るようになれよwww」
看護師「湊崎さん結果が出たのでどうぞ」
風磨「次は俺も行ってやっから」
『……コク』
医師「結果ですがインフルエンザA型ですね」
風磨「そうですか」
『……舞台……』
風磨「家で大人しくしてろ」
医師「薬出しときますね」
家に帰る
風磨「俺からみんなに言っとくから。」
『うん……あ、聡に絶対来ないでねって言っといて。あの人絶対来るから』
風磨「はいはい笑なんかあったら連絡しろよ?」
『そーいえばちびっ子どうしよ。お姉ちゃん海外で撮影してるからそれこそ1週間居ないしお兄ちゃんもキンプリIsland出てるから帰り遅いし…』
風磨「琉斗は平気だろ。後は爽我も大丈夫。羅依は俺預かるわ」
『ごめんッありがとう』
風磨「病人は黙って甘えとけ、じゃ羅依帰ってきたら連絡して」
『わかった』
風磨「じゃあな」
『うん』
楽屋に戻る
瑞稀「あ、風磨くん!どうでした?」
風磨「見事にインフル」
涼「マジか」
風磨「アイツまっしまにだけしか言ってなかったけど絶対家来ないでねって言ってたから笑」
優斗「分かりましたwww」
風磨「じゃ俺仕事戻るから」
みんな「ありがとうございました!」
聡「風磨くん!あなたからLINEの返事来ない!!」
風磨「あぁ……アイツ今死んでるよ」
聡「へ?!」
風磨「インフルでね」
聡「え、バカは風邪引かないのにインフルになったの?」
風磨「おいwww絶対来ないでねって言ってたから」
聡「えぇ〜…」
健人「聡気おつけた方がいいんじゃね?」
聡「なんで?」
勝利「だって一緒に帰ってたしょ?だからもしかしたら菌持ってるかもよ」
聡「え、やだ」
マリ「聡ちゃんなったら次僕達じゃん!」
風磨「は?!まっしまふざけんなよ!www」
聡「ふざけてない!www」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!