『優斗そこ遅れてるよ』
優斗「ごめんッ!」
『基本的には出来てるからあとはリズムを合わせるだけだね』
直樹「ねぇあなた瑞稀くん達どうするの?」
『ほっとこうか』
龍斗「いいの?」
『そのうち戻って来るでしょ』
一世「あなたちゃんの事だから戻って来ても冷たくしそう……」
龍我「確かに……」
ガチャ
蒼弥「あ、」
『……』
瑞稀「あなた……?」
優斗「可愛く見える……可愛いみずっくんに弱いあなたなら許すんじゃ……」
『なに』
一世「ほら冷たい」
涼「あの……」
『だからなに』
雄登「ごめんね?」
『何に対してのごめんなの』
飛貴「それは…」
『舞台の稽古でさぁちびっ子だっている中なんであんたらが喧嘩すんの』
『高校生なんだから私居なくても出来るようになれよ。私あんた達の親でもなんでもないんだから。ただの仲間たんだよ?』
瑞稀「うん…」
『……合わせようか』
優斗「だな笑」
『うん!』
瑞稀「おう!」
飛貴「あなた〜!!!!」
ギュゥ
『おう……笑』
瑞稀「……ッ」
雄登「……ッ」
蒼弥「帝王のお二人さん〜?顔が怖いでーす……」
涼「俺のあなた……」
蒼弥「はしもっちゃんまで?!」
龍斗「けどあなた顔が緩んでる笑」
瑞稀「浮所……」
『飛貴うちらへの視線が痛い……』
飛貴「だね…」
雄登「離れて」
飛貴「はい…」
雄登「ギュゥ」
瑞稀「雄登だけずるい」
ギュゥ
『何この状態』
涼「レア…」
写真を撮る
『写真撮ってないで助けて?!』
瑞稀「スゥ〜スゥ〜……」
雄登「スゥ…スゥ…」
『嘘だろ…寝た』
『練習になんない……』
龍我「可愛い……瑞稀くん」
いや、助けろよ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。