父「あなた、あんな奴とは別れろ。」
『は?なんで貴方にそんなこと言われないとならないの?』
父「お前のためだ。」
『全然私の為になってない!!!』
斗真「あなたさん。僕と暮らした方が幸せですよ?」
『私は自分で決めた人としか結婚しない。だから斗真さん。邪魔しないで。いちいち付きまとわないでよ』
父「斗真くん。引き継ぎガードをよろしく頼む。今までよりきちんとしてもらう。」
斗真「わかりました。」
部屋にこもる。
『……ッ』
やっぱり瑞稀は頼りになるな……
瑞稀「よっ」
『あ、涼も来たの?笑』
涼「当たり前だろ。笑」
『これからどうすればいいと思う?笑』
涼「あの人ここに住むの?」
『らしいよ。』
瑞稀「じゃ朝起きてすぐに着替えて俺の部屋来れば?」
涼「その手があるよ!」
『天才!』
瑞稀「母さんには事情説明しとくから」
『ありがと!』
瑞稀「じゃ仕事行くか。荷物持って部屋来て」
『わかった。』
瑞稀って天才だよね笑
瑞稀「じゃ行くか」
『うん。』
涼「さっき優斗から連絡来て寝坊したってきた笑」
『また?笑』
瑞稀「後でしめとこ笑」
涼「怖すぎ笑」
コンコンッ
斗真「あなたさん?そろそろお仕事の時間です。……あなたさん?」
斗真「チッやられた……」
蒼弥「あなた〜優斗が〜」
『大丈夫。後で瑞稀がしめとくらしいから笑』
龍斗「さすが笑」
優斗「遅れた!」
みんな「遅せぇよ」
瑞稀「お前何回目だ?」
優斗「……5回?」
『25回目〜!』
『おめでとうございまーす。25回目だって〜』
涼「感情が笑」
瑞稀「これから事務所に泊まれば?笑」
優斗「やだ。笑」
ピロンッ
『……ッ』
連絡先を削除しますか?
はい。
連絡先を削除しました。
瑞稀「あなた?大丈夫?」
『うん!へーき!』
鬱陶しい……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。