第11話

もったいない




〈玲於side〉
隼
玲於ー、ここ
玲於
玲於
あ、こんちは
ミホ
こんにちは



隼に紹介してもらった

俺の一個上、、、、、あなたさんと同い年の
ミホさん
隼
玲於です!
ミホ
よろしくお願いします



そう言って微笑むミホさんは綺麗で
玲於
玲於
どうも


少し背筋が伸びる



それから三人で飲んだりしてて


三人とも少しだけ酔ってきた頃
隼
よーし、じゃあ俺帰るわ
玲於
玲於
え、もう?
隼
うん!
後は二人で楽しんでねー


……二人って…
ミホ
……帰っちゃったね…笑
玲於
玲於
ですね、笑


俺より上だからって、
ミホさんは敬語を外してもらって
ミホ
玲於くんは好きな人が居るの?
玲於
玲於
あ、まぁ……はい、笑
ミホ
そうなんだ、笑


じゃあ紹介しちゃだめなのにね
って笑うミホさん



その笑顔は

どこかあなたさんと被るところがあって
玲於
玲於
いやまぁでも
ほぼ叶いませんよ笑
ミホ
えー、
玲於くんならいけるよ、笑
玲於
玲於
ほんとっすか、笑
ミホ
うんうん笑
好きな人には容赦ない感じする
玲於
玲於
いやいや、
めちゃくちゃ奥手っす笑


ミホさんと普通に話せてることに驚いて
玲於
玲於
しかも、、俺の好きな人は
俺のことなんか眼中にもないですから笑
ミホ
アピール、もっとしなよ!笑
玲於
玲於
どんなアピールしたら喜ぶ
とか全然分かんなくて、笑


紹介してもらった人なのに

今となっては

どんなアピールをすればいいのか。
って話になってて



隼に怒られそうだな、、笑
ミホ
どんなアピール、、、っていうか
素直に自分の気持ち言われたら、普通に嬉しいと思うよ
玲於
玲於
素直に、、、
ミホ
そ。モジモジせずに。言うなら言う!!
当たって砕けろ!!って笑
玲於
玲於
リスクでかいっすね笑


当たって砕けろ。

なんて、そんなの俺には出来なくて
玲於
玲於
俺には無理です笑



そう言ったら

そっかー
って呟くミホさん
ミホ
だから隼くんが、
もっと周りを見ろ。って、笑
玲於
玲於
そうです笑



俺だって努力したけど


努力したって

”あ、玲於!!”
ってあの笑顔向けられたら

あ~、やっぱ好きだわ
って柄にもなく思ってしまう
ミホ
こりゃ重症だなー笑
玲於
玲於
…ん、え?
ミホ
今、好きな人のこと考えてたでしょ
玲於
玲於
あ………はい、笑



俺駄目だわ……

ミホさんを紹介されてるってのに
ミホ
やっぱり、笑
すっごい幸せそうな顔するんだね笑
ミホ
ん~…私が玲於くんだったら
諦めないけどな~…笑
玲於
玲於
…え?
ミホ
だって、、、
その人のこと考えるだけで
幸せになったりするのに
諦めるなんてもったいないじゃん?笑


諦めるなんてもったいない。

ってその言葉
今、俺が一番欲しかった言葉だって思って
玲於
玲於
………。
ミホ
だから、諦めないで!
…なんか、応援したくなってきたから笑
玲於
玲於
…ありがとうございます…


この前のタクシーのおじちゃんもだけど
俺の周りって良い人いっぱい居るわ
ミホ
……あのさ、玲於くん
玲於
玲於
はい、?
ミホ
今度、またご飯行かない?
玲於
玲於
あ、はい
大丈夫っすよ



じゃあ連絡先交換しよっか
って、交換して
ミホ
よし!帰りますか!笑
玲於
玲於
そうですね、笑


もちろん、会計は俺が払って
ミホ
ご馳走様です、、笑
玲於
玲於
いえいえ、笑


また連絡するね!
って笑って帰っていったミホさん



俺も帰り道歩きながら

隼に電話する
玲於
玲於
あ、もしもし
隼
もしもーし
どうだったー?
玲於
玲於
…まぁ、結論から言うと
あなたさんを諦めない
隼
……はい?


え、なんで?ミホさんは?
って混乱してる隼
玲於
玲於
落ち着いて

そっから話の流れを説明して
隼
そっか~…
まぁ確かに一理あるけど、、、
玲於
玲於
まぁ、そういうことだから
隼
はーい


そう言って電話が切れて



今日ミホさんに言われた

”諦めるなんてもったいない”
って言葉を思い出しながら帰った