第96話

🌈
383
2020/06/09 10:29
それから私は走って、走って走った
また怖くなった。またいなくなっちゃうんじゃないかって…
もう、テヒョンの信頼を無くしたのかもしれない……
涙が溢れてきて止まらなかった…また前と同じ?別れて再開?そんな希望もう持ってないよ…
(なまえ)
あなた
はぁ…はぁ……
走ってきたせいで、息が切れる…
(なまえ)
あなた
っ‼‼‼………
後ろから誰かが口をタオルで塞いできた。体も押さえつけられて
(なまえ)
あなた
んんっ………
慌てて逃げようとするがもう遅い…私はそのまま意識を手放した
・・・
(なまえ)
あなた
んっ………ここどこ?
周りは灰色の壁で覆われていて、私だけがポツンとその真ん中にいた
起きたか……
知らない男の人が扉から出てきた
(なまえ)
あなた
だ、れ
名乗るバカがどこにいる?
(なまえ)
あなた
ここ、どこ?
そんなことはどうでもいい、お前が特別な体質だと教えてくれた男には感謝だなㅋ
(なまえ)
あなた
体質?
なんのこと……?
お前知らなかったのか……まぁいい
お前は稀に見る特異体質の薬物性だ
とくい…たいしつ
世界にも前例がないお前が初めての体質だ
(なまえ)
あなた
今まで…薬は飲んできた…………
上手く舌が回らない
だから色々実験してやるよㅋㅋそれが終わったらお前は金になる。海外にでも送ってやるよ
金……実験……海外……
男が段々とよってくる
(なまえ)
あなた
や……こないで……
後ろに下がったが壁……男は私の顎を上げて必死に抵抗する私を無視して
(なまえ)
あなた
ん………やめて‼
何か無理やり飲み込ませた
飲んだな……また後で来るよ
男はそのまま部屋を出ていった
(なまえ)
あなた
テヒョン…テヒョン………
私は泣きながら助けに来るはずもない…大好きな人の名前を呼び続けた
時間が経ち男が注射器をもって入ってきた
無理やり掴んで注射される
(なまえ)
あなた
いやっ…やめて!はなして…‼
うるせぇなぁ‼‼‼黙ってろ‼
男は私の頬を叩き蹴ってくる
(なまえ)
あなた
うあっ……いっ‼……
私の髪を無理やり掴んで暴力を振るう
(なまえ)
あなた
やめてよっ……うっ……はっ……うああ
男は時々注射をする。その度に私はおかしくなっていく
(なまえ)
あなた
うあああっやっ………
お前は黙って言うこと聞いてろ
そう言って部屋を出ていった

プリ小説オーディオドラマ