レナちゃんとテヒョンの撮影が始まった
そう言ってテヒョンはレナちゃんを抱きしめる
テヒョンはレナちゃんにキスをする
凄く美しかった、見たことがない、演技とは思えないキスシーン
それが寂しくて寂しくて……でもここから逃げ出したくなくて
胸が痛くて苦しい
ジュンくんは気を使ってくれてるんだと思う…私がそんな顔をしているから
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私がトイレに向かう2つ目の角を曲がろうとし時テヒョンが電話をしていた
その時奥にいるレナちゃんに私は気が付かなかった
なんの電話?裏?どうゆう意味?
でもなんだか今までにないくらい嫌なくらいドキドキする
付き合ってる?
付き合ってるのは私で………えっ?演技してるって何?夢みすぎって?私達のことを話してるの?
そんな訳ない!ありえないよ。だって私達はおじさんにも아빠にもメンバーの皆さんにも頑張って認めて貰って……たくさんのことを積み重ねて別れてまたいっしよになって、そんなことがあったから今ここにいるのに…
だってそうしたらメンバーの皆さんにも嘘ついてるってことになるよ…そんな人じゃないよ…
でも……それが夢見すぎってこと?私がテヒョンはこうだってメンバーの皆さんはこうだって決めつけてるってこと?そんな訳ないよ…
私はその場からゆっくり後ずさってジュンくんの所へ戻ろうと足を進めた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。