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第4話

第 11 話
1,899
2022/03/25 01:00

殺風景な道をただひたすら進む。









そして意外な事に私の手は握られたままだが

2人で会話をするだけで、私へは下手に絡んで来ない












それが逆になんか気持ち悪くて


あなた
あの、




言葉を発したが最後。



三つ編み男の方、灰谷蘭がニコニコと


灰谷蘭
なーに?♡


なんて嬉しそうに振り向いてくる。






別に大した事言おうとしてないんだけど…


まぁ、いいや。聞かなきゃ話なんて進まない








あなた
何処まで行くの


その問いに灰谷蘭は



灰谷蘭
気になるぅ?気になるよね〜!
けどあと少しだから頑張れよぉ


とか言いながらまた歩き進める






あなた
そろそろ手、放してよ
灰谷蘭
ん〜…嫌かなぁ
あなた
私が嫌なんだけど
灰谷蘭
俺も嫌だ〜



なにその、ガキみたいな言い方





灰谷竜胆
諦めろ。兄貴こうなると中々
面倒臭いから


弟の竜胆とか言う奴の方が大人だな






灰谷蘭
今失礼な事考えたでしょ〜?




……なんでバレた。












あなた
…別に考えてないから
灰谷蘭
目逸らしたぁ〜!
蘭ちゃんにはバレバレだかんなぁ
あなた
その"ちゃん"付け恥ずかしくない?
灰谷蘭
ぜ〜んぜん?俺だから許されんの♡



お前何歳だよ。



ウインクしながらポーズ決めてきたんだけど。










あなた
私が恥ずかしくなってきたわ
灰谷竜胆
安心しろ、俺もだから





不思議。


コイツとは気が合いそう。









知らないけど







灰谷竜胆
"氷の姫"あんな所で何してたの?
灰谷蘭
それ俺も気になってた〜
まさかバッタリ"氷の姫"と会える
なんて思わなかったし
あなた
それやめてくれない?
灰谷蘭
ん〜?
灰谷竜胆
何が?
あなた
その呼び方










"氷の姫"









おとぎ話や、映画の中でならきっと

妖艶で、儚げで。
それはそれは美しい物語として成り立つだろう。









けど、私に与えられた異名はそんなものでは無い。












あなた
嫌いなんだよね。その呼び方




空気が凍る様な発言をしているにも拘わらず


彼らは笑って









灰谷蘭
んじゃ、あなたな〜!
灰谷竜胆
なら、俺もあなたってよぶ。



「行くぞー!!」なんて言いながら


私の手を引いて進み始める。














少し…、ほんの少しだけ、



















暖かな灯火が心に触れた気がした。



















そう。きっと気がしただけなんだ。









あなた
気の所為…
灰谷蘭
なんか言った?
あなた
何も。





簡単に絆される程、私は馬鹿な女では無いの。











そして










灰谷蘭
連れて来たよ〜
???
遅かったな



赤い特服に、耳飾り。


そして私とよく似たシルバーの髪








彼は振り向きニコリと笑う










???
よく来たな。"あなた"




あたかも、知り合いの様に言い放つ彼の瞳には

しっかりと私が映し出されている。














けど、私は彼の事を一切知らないし

何処かで会っていたとしても興味をそそられる事は無い








あなた
アンタ誰。







▷▶︎▷▶︎空桜🦢🌿