潤くんside
今日は家だとみんながいて2人になれないからってことであなたの前の家に来てる
引越ししたけどここにも戻ってこられるように家具は残してある
か、かわいい...
何この可愛い子は、
そっと抱きしめる
ほんとはドキドキなのに余裕ぶって耳元でそう囁いた
可愛すぎて後ろから抱きついたけど前に直してぎゅってするとあなたは答えるように背中にぎゅっとしがみついててなんだか動物みたいで愛らしかった
幸せってこういうことだよなってあなたといると思い出させられる
そんなことを考えてると
とあなたがつい言ってしまったかのようにこぼした
なんだかこれしか言ってない気がしてカッコ悪く思えたけど、これでいいんだって思えるのは相手があなただから
こんなやり取りが幸せすぎて口が緩む
またこの子は可愛いことを言う
そう心から思えてしまう俺も我ながらかなり愛してるんだなって思う
いろんなことに気づかされた甘い甘い日は終わりを告げ俺らはシェアハウスに戻った
つづく
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。