湯木風side
カバンの中を見るとそこには果たし状と書かれた一通の手紙があった
開けてみると綺麗な筆記体で文が綴られている
『湯木風様
9月9日16時35分に大東公園に来てください
お話があります
ただし、必ず一人で』
――――――――――
御冬爽良side
そうして風の復讐のために私は臺さんと合気道の練習をした
一日5時間の結構ハードな練習。
たまに空手や柔道も教えて貰っている
難しい技も多く教えてもらった
風は闇金の社長の娘なのでそういう特訓はされている可能性が高いかららしい
臺さんは教え方が丁寧なので私はすぐに覚えることが出来た
そして他にも拳銃の撃ち方を教えてくれた
私は習って三日後に全ての的の中央に撃つことができるようになった
そして四日後臺さんは私に話したいことがあると言った
私は臺さんが安心できるように風の復讐を絶対に成功させる
――――――――――
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!