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第17話

クライマックスは花のように
復讐代行屋side
最初は私も記憶がないと思っていた
塗りつぶされた家族写真、狂気に満ちたあの目
復讐代行屋
でもですね
復讐代行屋
私が最初に来た時は今から2日前
復讐代行屋
そして今は木曜日
復讐代行屋
ここの燃えるゴミの回収は水曜日
結莉菜さんがキョトンと首を傾げてる
復讐代行屋
つまり、ですね
まとめるとこうだ
私が来た日は火曜日でしょ?
燃えるゴミ、すなわち塗りつぶされた家族写真は本当は水曜日に回収されるはず
他のゴミは捨ててあったが、今日見た時もこの家族写真だけは捨てていなかった
佐野 結莉菜
ということは…
結莉菜さんが気づいたように言った
佐野 結莉菜
私たちを騙そうとしたの?
佐野 結莉菜
私たちを忘れたフリをして?
ターゲットはふふっと笑って言った
佐野 貴史
そうだよ…
佐野 貴史
最初から気づいていた
佐野 貴史
あの家族写真も偽装行為だ
結莉菜side

その言葉を聞いた途端おかしいくらいに怒りが爆発した
佐野 結莉菜
なっ!!!
佐野 結莉菜
あなたはどこまで最低なの!?
佐野 結莉菜
人を1人殺してそしてまた人を裏切って!!!
佐野 結莉菜
なんとも思わないの!?
言い終わった途端疲れだだーっと流れてきた
そして私は膝から地面に着いた
佐野 貴史
結莉菜…
佐野 結莉菜
私の名前を呼ばないで!!
復讐代行屋
結莉菜さん、準備が出来ましたよ
佐野 結莉菜
ありがとうございます
復讐代行屋さんが七輪の準備をしてくれた
ここの家には七輪が2つあったらしい
佐野 貴史
なんのことだ?
佐野 結莉菜
なんでもない
佐野 結莉菜
それよりお風呂場に来てくれない?
佐野 貴史
わかった
お風呂場には二つの七輪
煙がもくもくと出ていて煙独特の匂いが充満している
佐野 貴史
これは…
佐野 結莉菜
見てわかるわよ、七輪
私はあの人をドンッと突き飛ばしお風呂場に入れた
ああ、もう少しで終わる
私が復讐を契約してから始まったこの舞台はまもなく閉幕する
その先に私は何を手に入れるのだろうか?
幸福?後悔?夢?
それは分からない
そこが人生の楽しみであり怖いところでもある
佐野 結莉菜
さようなら
佐野 結莉菜
お父さん・・・・
私はドアをバタンと閉めた
佐野 貴史
結莉菜、ごめんな
私はこの言葉を聞き逃さなかった_
――――――――――
貴史side
あれからどれくらい経ったんだろうか
おそらくまだ5分も経っていない
年寄りというものは不便なものだ
意識が朦朧もうろうとする中俺は走馬灯のように昔のことを思い出した
灯南教に勧誘されたこと
暗示をかけられて入信してしまったこと
正気に戻ったら何故か不安になり香子を殺してしまったこと
平然とその後暮らしたこと
結莉菜に出ていかれたこと
沢山ある
結莉菜はいつか必ず復讐しに来ると思っていた
あの子は優しかったから

























俺は何をしてしまったのだろうか?
自分に問いかけてみるが分からない
香子、ごめんな
お前を殺してしまったこと死んでも尚忘れないから
地獄でお前を殺した罪を背負いながら生きていくから
許して貰えないかもだけど、許してほしい
そしていつまでもあの子を見守ってくれ
よろしく頼む

『愛してるよ』
結莉菜の母
私も愛してたわよ・・・・・・





































俺は永遠の眠りについた_

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