ジョルノside
家に帰った後、ジョナサン達が出てくれた。そして次にジョナサンに言われた一言が「え、あなた顔真っ赤だけど…。」だった。
焦った仗助が「まさか熱とかじゃ…!?」と言っていたが勿論違うので「いや、熱ではありません」と言うと「何だ~」と言って安心していたがすぐに「じゃあ何でそんな真っ赤なんだよ!」と言った。落ち着きがないですね…。
いや、でも実は僕も落ち着いていない。脳が興奮状態になっていた。勿論原因は先程のあなたさんのウインクもどきだ。
あれは……想像以上の破壊力だった。人のウインクなんて別に興味も無かったのにあなたさんのそれは全然違った。見た瞬間心臓がキュッとなった。初めての感覚だった。
あの時のあなたさんの可愛さと言ったら凄すぎる。トリッシュとはまた違う雰囲気の可愛さだった。ゴールドエクスペリエンスもビックリしたような反応だった。
そう脳内で先程のあなたさんのことを思い出している間に、理由が気になっているジョナサン達にジョセフが「え?そりゃあ、フフフ…www」と言いながらあなたを見ていた。
そう言ってジョセフをポカポカと殴るあなたさん。音と勢いで分かる、あれは全く痛くない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。