🚪ガチャ
ただいま…
お帰りなさい!任務は如何でした?
びみょー …
… 元気ないですね。如何かしました?
んーん。なんでもない!
ケホッケホッ
咳出てますね。一寸失礼します
朱音は私の額に手を当てる
熱い…!熱がありますよ。
や、やっぱりそうか…
ケホッケホッ
明日は任務は休んだ方が…
ううん。行くよ
今日の失敗は私のせいでもあるんだし
… そう、ですか。
でも、中也さんには言っておいた方が…
い、言わないで!!
え …っ?
心配かけちゃう …っ。
… そ、そうですか。
では、今日は早めに寝ましょうね!
… はーい。
____次の日。
ふわぁ〜ぁ。
街の中を歩く乱歩さんを中也と2人で追う。
これから仕事に向かうらしいね…(ボソッ)
そこで異能を使うかは分からねェけどな。(ボソッ)
・
・
・
あれ?彩じゃないか!
ぁ …。
中也がトイレに行っている間に
乱歩さんに見つかってしまった。
(中也、トイレ行き過g((殴 by作者
如何したの?何でここに?
ケホッケホッ
ま、迷子…かな。
そうなんだ!僕は道分からないからね
(… 何だかクラクラする。)
(頭も痛い…)
如何したの?
急に躰に力が入らなくなり、
乱歩さんに倒れ込んでしまった。
わっ …!
咄嗟に乱歩さんが支えてくれたため、地面に躰をうたなくてすんだ。
す、すみませ …
彩!君、熱があるじゃないか!
…はい。
一寸、君。
は、はい?
さっさと解決するから、みんなを集めて
りょ、了解しました!
___________
異能力《超推理》
____________
ぅ …。
彩、大丈夫?
運ぶから、僕の背中に乗って
い、いいです …。
ケホッケホッ
大丈夫じゃないよ。いいから乗って
私は半分強引に乱歩さんの背中に乗ることになった。
すみませ …ケホッケホッ
…頑張って探偵社に戻らないと。(ボソッ)
(… ゆらゆら揺れて、なんだかふわふわする)
そこで、私は意識を手放した。
_______________
目を覚ますと、フカフカのベットの上にいた。
頭がボーッとする。
(… ?)
横では乱歩さんが椅子に座って寝ていた。
スゥ… スゥ…
乱歩さ、ん?
んー…。(´-﹃-`)
はっ!!Σ( ̄□ ̄)
彩?!起きたの!!?
此処は …?
武装探偵社。
まだ安静にしてて。
君、高熱で意識を失ったんだよ?
乱歩さんは私の額に触れる。
うわっ!まだ熱は高いじゃないか!
彩、保護者は?
(… そうだ!中也!!)
ふと、インカムがないことに気づく。
(… 待って。インカムだけじゃない。
服装も違う。寝巻きになってるし、
銃もない!)
… ポートマフィアの人達を呼んだ方がいい?
っ!?
(私がポートマフィアだってこと、
乱歩さんにもバレてる…!?)
別に迎えに来た人を殺そうとだなんて思ってないよ。
兎に角、君を家に帰るのが優先だ。
インカムは預かってる。
それで連絡をとるかい?
… う、ん。
はい。これ
私は乱歩さんからインカムを受け取った。
ザザザ…
《彩!?聞こえるか!!?》
《中、也…》
《如何した?いま何処にいる?》
《武装探偵社。》
《私、高熱で倒れたみたい。乱歩さんが運んでくれたの。》
《そう、か …。分かった!
いま迎えにいく!待ってろ!》
《う、うん。》
… 迎えに来るって?
うん。… ねぇ、乱歩さん?
何で私を庇ってくれるの?
武装探偵社とポートマフィアは敵だよね?
… うん。でも、敵でも僕は…
🚪ガチャッ!!!!!
彩っ!!!
中也 …。
やぁ。素敵帽子君 …?
彩、まだ熱が高いからおぶってあげてね。
(素敵帽子君…?)
…わかった。
彩。帰るぞ
うん。
私は中也の背中に乗って武装探偵社を出た。
_____________
乱歩の頬から涙がこぼれる。
幸せそうで何よりだよ。
… 「 」 。
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