第43話

エンディング 太宰 1話
6,613
2019/07/14 12:01
???
待って。
光莉 (彩)
… 治。
太宰治
太宰治
こんな時間に何処行くんだい?
光莉 (彩)
… 別に。
太宰治
太宰治
《Kaltblütig Höllensturz》のとこへ行くつもりだったのなら、私も連れていって欲しいな。
光莉 (彩)
駄目。
これは私がしなくてはならない事なの。
太宰治
太宰治
… そうやって1人で背負わないでよ。
太宰治
太宰治
彩が色々辛い思いをしているのは… 
私がポートマフィアを抜けてからだ。
太宰治
太宰治
だから私にも責任がある。
光莉 (彩)
… でも
太宰治
太宰治
私も行く。1人で行くつもりなら中也達を呼ぶけど?
光莉 (彩)
え゙っ…。それは勘弁。
太宰治
太宰治
じゃあ、良いよね?
光莉 (彩)
… しょうがないなぁ





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…此処から先は何があるか分からない。
それでもいいの?治
太宰治
太宰治
良いんだよ。
私が君について行きたいだけだから。
太宰治
太宰治
こんな私でも君を守ることが出来るなら、喜んでついて行くよ。
私を守る為 …?
太宰治
太宰治
そう。
光莉 (彩)
… ふーん。
光莉 (彩)
じゃあ行くよ。
太宰治
太宰治
(あれ?いま少し照れた?)
光莉 (彩)
治 …?早く行くよ!
太宰治
太宰治
はいはい。


___________________



紫遥
紫遥
またアンタらか。
光莉 (彩)
… 貴女はこの前の
太宰治
太宰治
芥川君と引き分けた …
紫遥
紫遥
僕の名は紫遥。
《Kaltblütig Höllensturz》の幹部さ。
光莉 (彩)
… 紫遥、この組織は何故私を必要とするの?何か聞いてないかな。
紫遥
紫遥
僕に聞くなよ。首領の命令を直接聞いてるのは夏香だけだ。僕はただの駒。幹部といえど、全てを知っているって訳じゃない。
紫遥
紫遥
僕が夏香から聞いた命令は『彩を誘導せよ。』…戦えとは言われていない。
光莉 (彩)
… 何処へ連れていく気?
紫遥
紫遥
こっち。
光莉 (彩)
… 。
紫遥
紫遥
あ、そう言えば
紫遥が振り向いた瞬間、治の足元の床が抜ける。
太宰治
太宰治
っ …!
光莉 (彩)
治 っ!!!
治が下へと落下して行く。
紫遥
紫遥
命令では、君一人を連れて来いって言われてるんだ。あの男は連れて行けないな。(ニヤ)
光莉 (彩)
治 …っ!
床の下を除くけれど、何も見えない。
真っ暗で底が見えない所を見ると、
かなりの高さがありそうだ。
紫遥
紫遥
行くぞ。
光莉 (彩)
っ …。
この首輪がある限り、抵抗は出来ない。

私は大人しく、紫遥について行った。

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