第55話

エンディング 中也 3話
3,906
2019/07/19 08:07
(色々ややこしくなるのですが、中也sideの時の出来事の説明文は『彩』で統一させて書かせていただきます。)

















画面に映っていたのは彩だった。
さっきとは違う服装… 白のワンピースを来ている。

首輪は当然のように外れてなく、
手足には鎖がつけられていて、床に座らされている。



それと、もう1人は知らない男だ。

彩の横に立って、此方を見ている。
九門
九門
中原中也だな?俺の名は九門。
《Kaltblütig Höllensturz》の首領だ。
九門
九門
この子は俺が貰うよ
中原中也
中原中也
はァ!?何言ってんだ!
九門
九門
彼女を俺の妻にする。
中原中也
中原中也
っ … !!!!
九門
九門
強力な異能組織が集まる横浜で、
最も強いと言われる彼女を妻とすれば、
《Kaltblütig Höllensturz》は日本一の
組織となる。



彩が画面越しに此方を見つめている。

何かを訴えようとしている。
光莉 (彩)
ぁ …。



だが、それは言葉にはならなかった。
九門が彩を睨んだからだ。
九門
九門
彼女の承諾も得ている。
九門
九門
そうだよね?
光莉 (彩)
… う、ん。
中也、私のことは諦めて。
私はこの人と共に生きるから …。
中原中也
中原中也
何言ってんだよ!彩!
光莉 (彩)
… ご免。帰ってくれないかな。
九門
九門
そう。それでいいよ  光莉



九門の手が彩の頬に触れる。
光莉 (彩)
っ …。


九門は俺に見せつけるように、
彩の口に触れるだけの接吻をする。
中原中也
中原中也
っ …!
九門
九門
あれ。君、帰らないの



画面越しに俺を見る九門の顔は、
面白くてたまらないといった様子だった。

九門
九門
光莉 にも言われたのだから、
さっさと帰ればいいのに。
中原中也
中原中也
手前ェ!!絶対許さねェ!!!
九門
九門
ふーん。精々頑張ってね。中原君



ブツッ

と、画面が切れる。










永遠  夢叶
永遠 夢叶
それじゃあ、頑張って。
夢叶
夢叶
紫遥さん。
永遠
永遠
お願いします



少女達がそう呼ぶと、1人の女性が現れた。


手には日本刀を持っている。
紫遥
紫遥
アンタは僕が殺してあげるよ。
紫遥
紫遥
光栄に思え。
中原中也
中原中也
… 手前ら全員ぶっ殺してやる(ボソッ)




異能力《重力操作》______。




中原中也
中原中也
おらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!






































((補足))

《Kaltblütig Höllensturz》の首領は、乱歩さんエンディングと異なります。m(_ _)m
ややこしくてすみません…。

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