(色々ややこしくなるのですが、中也sideの時の出来事の説明文は『彩』で統一させて書かせていただきます。)
画面に映っていたのは彩だった。
さっきとは違う服装… 白のワンピースを来ている。
首輪は当然のように外れてなく、
手足には鎖がつけられていて、床に座らされている。
それと、もう1人は知らない男だ。
彩の横に立って、此方を見ている。
彩が画面越しに此方を見つめている。
何かを訴えようとしている。
だが、それは言葉にはならなかった。
九門が彩を睨んだからだ。
九門の手が彩の頬に触れる。
九門は俺に見せつけるように、
彩の口に触れるだけの接吻をする。
画面越しに俺を見る九門の顔は、
面白くてたまらないといった様子だった。
ブツッ
と、画面が切れる。
少女達がそう呼ぶと、1人の女性が現れた。
手には日本刀を持っている。
異能力《重力操作》______。
((補足))
《Kaltblütig Höllensturz》の首領は、乱歩さんエンディングと異なります。m(_ _)m
ややこしくてすみません…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。