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第23話

過去
倒したのはいいものの……
妓夫太郎と堕姫が頭だけの状態で言い争いをしているのを見つけた
堕姫
アンタみたいに醜い奴がアタシの兄妹なわけないわ!
という堕姫に対して、妓夫太郎は
妓夫太郎
お前なんか生まれてこなけりゃ良かった!
と口走りそうになるが、それを炭治郎と私が止めた。
まず、炭治郎が
炭治郎
嘘だよ。本当はそんなこと思ってないよ。全部嘘だよ。仲良くしよう。この世でたった二人の兄妹なんだから。
小雪
小雪
君たちのしたことは誰も許してくれない。殺してきたたくさんの人に恨まれ憎まれて罵倒される。味方してくれる人なんていない。だからせめて二人だけはお互いを罵り合ったら駄目だよ
と話した
罵り合いながら消えていこうとする兄妹を炭治郎と私は止めた。炭治郎は匂いにより妓夫太郎が心にもない事を言っているのがわかっていた。私はたとえ鬼であっても、目の前にいる兄妹が憎しみ合いながら死んでいくのを私は看過できなかった。妓夫太郎と堕姫に対する優しさが溢れていた
妓夫太郎は死に行く中で人間だった頃の記憶を思い出していたと思う
人間だった頃、堕姫は『梅』という名前だった。妓夫太郎と梅は吉原で極貧な生活を強いられており、身を寄せ合って生きていた。妓夫太郎は金の取立てを、梅は花魁として働いていた。ある日、梅は客であった侍の目を突き刺した。梅はその報復として火だるまにされた。妓夫太郎はその侍と梅が務めていた宿の女将を殺害し、息絶え絶えな梅を抱えて放浪した。そして当時の上弦の陸である童磨と出会い、鬼になった。

それがこの兄弟の過去