第9話

9話

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2019/01/24 02:54

調子 狂うな。









初めて告白されてから 、１週間たって 告白されるのは7回目









セットでキスされたのも 、7回目









「 はぁ 」









息抜きで 逃げ込んできた図書室









静かな空間が落ち着く









乱れた心を 、正しくしてくれる。









『 先客さん？ 』









いつの間にか聞きなれた可愛い声 、多分 あの先輩の傍にいつも居るから。









『 溜め息の原因は 、じんぐ 』









「 違います 」









『 ふふっ(笑) まだ言ってないよ 』















この１週間で知ってしまったから。









どんな風に笑って 、どんな風に怒って 、どんな風に照れて









『 少しは意識してきた？ 』









「 や 、全然 」









でもまだ大丈夫 、まだ嫌い。









『 あー見えて 、繊細で一途なの。こんなに必死なのあなたちゃんが初めてだよ？ 』









そんなの 嘘。きっと誰にでも言ってて 、誰にでも思わせ振りな態度を取ってて









『 あー 、今のはでっかい一人言。気にしないで 』









ニコニコして去っていった可愛い先輩には 、なんだか勝てそうにないな。









「 絶対 、好きになんかならない 」









いつまで守り続けれるのかわからない気持ちを 、どうにかして









言い聞かせたかった。