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第1話

守る為
世界は、危機に陥っている。
世界を守る方法は、ただひとつしかない。
それは―









彼女は人間
彼女は機械
彼女は兵器
彼女は道具
彼女は何者でもない
人間でも、機械でも、兵器でも、道具でもない
何の存在でもない
彼女は存在しているが、存在していない
無であり、無でもない
何者でもないから、何も無い
ただひとつあるとするならば、何者でもない者が"ある"理由は、
人間の貪欲さ
この世は壊れ、壊され、創り、創られて流れてきた
人間は、その流れを止めようとしている
彼女を使って
彼女は時を生きている
彼女がいつあるようになったのか、いつ消えるのか、わかるものは存在しない
誰にも分からない
人間の貪欲さが生んだのが彼女なのかもしれない
彼女は止まれない、進めない
彼女はただひたすらに、世界を守る為今日もある



彼女は、ふたつのものと、闘っている
世界を守れ、壊されないように守れと言う声
世界を壊せ、この世界を守る為にと言う声
どちらも対等だ
どちらも劣ってもいなければ、優勢でもない
彼女は行動が出来ない
彼女の身体は世界を壊す事を望んでいる
もうひとつの彼女の身体は世界を守る事を望んでいる
いい選択というものを身体は選んでくれない
選んでくれないと彼女は何も出来ない
世界を守る事も壊すことも
ある意味、三角関係
ふたつの選択は、どちらも彼女を望んでいる
彼女はどちらを選ぶべきか、迷っている
彼女の身体はどちらを選ぶのか
本能は
人間の貪欲さに負けるのだろうか
それは誰も知らない
誰も知れない
理解出来ない
彼女がある事、それは、災厄
人間の貪欲さを掻き立てる
でも、彼女は存在していない
































彼女は選んだ
A
実行








彼女は世界を壊した
世界を、守る為に