名作サイド
学校の帰り、
いつもの様に6人で帰っていた時、
ノキオが急にそんな事を言いだした。
どうやら知ってる人と知らない人が居るようだ。
スウィーツが話してる時に、ノキオがそれを遮った。
その言葉に少しむっとする。
それは、つる公も同じの様だ。
てことで、結局僕達で試すことになった。
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公園
ったく、しょうがないなぁ……
僕は無風状態の中、揺れた(風で揺れた。)ブランコに近づいた。
ドンッ
とっとっとっ……
バランスを崩した僕は、少しけんけんをした後
ブランコを跨いで足をついた
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悪魔の世界、とか言うわけではなさそうだ
ここは…竜宮町
何だ、あんなの嘘だったんだ
そう言いながら振り返った時気付いた。
……みんなが、いない。
先に帰ってしまったのだろうか。
取り敢えず僕も家に帰る事にした
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いつもの様にただいまと言うが、
返事はない。
やっとメイの声が聞こえたと思ったら泣き声。
まさか、誰かがメイを…!?
許せない……
靴を脱ぎ走って居間に向かう。
バンッとドアを開けるが、
居たのは泣いているメイと、
あやしている父さんだけ。
何だ、と少しホッとしたのも束の間だった
何で?
メイは泣きながら僕を家の外にワープさせた。
何で?
僕は、取り敢えず色んな人のところへ行った
ちゃんとみんなは居た。
でも、どこでも……
ノキオ宅
むすび宅
スウィーツ宅
バタンっ(ドアを閉めた音)
ツンデレラ宅
その後も、
どこにいっても。
駄作くんの家も、シャー田一くんの家も、つる公の家も、寝太郎くんの家も、学校の職員室で先生と話そうとしても
追い返された。
公園
ここは…もしかして『僕が嫌われている世界』?
早く帰らないと……
僕はスマホを取り出して、さっき試した異世界への行き方について調べた。
この世界にもその方法はあって、
色んな情報があった。
その中の一文に目がいく。
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〜元、名作が居た世界〜
🆓side
そんな事を話していると、スウィーツが声を上げた
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余談:この話は、小雪のリア友から聞いた物です
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。