第9話

異世界に行く方法【怖い話】
963
2020/06/16 08:50
名作サイド
ノキオ
ノキオ
なーなー、
異世界に行く方法って知ってるか?
学校の帰り、
いつもの様に6人で帰っていた時、
ノキオが急にそんな事を言いだした。
名作
名作
え、何それ
ボルト
ボルト
ああ、俺は知ってるまんねん
スウィーツ
スウィーツ
僕も知ってるよ!
つる公
つる公
自分は知らないっすね…
むすび
むすび
僕も知らないです。
どうやら知ってる人と知らない人が居るようだ。
ボルト
ボルト
たしか……
風が吹いていない時、無風状態だな。
無風状態の時に、揺れているブランコを跨ぐ。
スウィーツ
スウィーツ
そうすると、異世界に行けるってウワサだよね!
でも…((
スウィーツが話してる時に、ノキオがそれを遮った。
ノキオ
ノキオ
そ!それだよ!
ノキオ
ノキオ
それ、試してみねぇ?
つる公
つる公
えー、試すんすか?
なんかヤバそうっすよ、やめといた方が良い感じっすよ〜
名作
名作
そ、そうだよ、やめとこう?
ノキオ
ノキオ
なんだよ〜怖いのか?w
その言葉に少しむっとする。
それは、つる公も同じの様だ。
むすび
むすび
僕は面白そうだし賛成です!
ボルト達はどうですか?
ボルト
ボルト
俺も暇だし賛成まんねん
スウィーツ
スウィーツ
僕は…んー
やめとこうかな!
つる公
つる公
スウィーツパイセンもやるっす!
巻き添えっす!!←
スウィーツ
スウィーツ
えぇ〜…
てことで、結局僕達で試すことになった。
ーーーーーーーーーー
公園
名作
名作
風吹いてる?
ボルト
ボルト
んー……お、
風無くなったまんねん
むすび
むすび
じゃあ跨ぐです!
ノキオ
ノキオ
ま、まずは名作から行ってくれよ…
名作
名作
なんっでだよ!
ったく、しょうがないなぁ……
僕は無風状態の中、揺れた(風で揺れた。)ブランコに近づいた。
ノキオ
ノキオ
……
ドンッ
名作
名作
……え?
みんな
え?
とっとっとっ……

バランスを崩した僕は、少しけんけんをした後
ブランコを跨いで足をついた
スウィーツ
スウィーツ
あっ…
ーーーーーーーーーー
名作
名作
……あれ、ここって…
悪魔の世界、とか言うわけではなさそうだ

ここは…竜宮町

何だ、あんなの嘘だったんだ
名作
名作
嘘だったみたいだね、早く帰……
そう言いながら振り返った時気付いた。

……みんなが、いない。
名作
名作
あれ?
先に帰ってしまったのだろうか。
取り敢えず僕も家に帰る事にした
ーーーーーーーーーー
名作
名作
メイー!
ただいまーー!!💕
いつもの様にただいまと言うが、
返事はない。
名作
名作
あれ…
メイー?
メイ
メイ
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ。゚(゚´Д`゚)゚。
名作
名作
ッ!?
メイ!?
やっとメイの声が聞こえたと思ったら泣き声。
まさか、誰かがメイを…!?

許せない……

靴を脱ぎ走って居間に向かう。
名作
名作
メイ!!
バンッとドアを開けるが、
居たのは泣いているメイと、
あやしている父さんだけ。

何だ、と少しホッとしたのも束の間だった
名作父
何で帰って来たんや!
早く出てけ!
名作
名作
……え?
何で?
メイ
メイ
わーぷ!!。゚(゚´Д`゚)゚。
メイは泣きながら僕を家の外にワープさせた。
何で?

僕は、取り敢えず色んな人のところへ行った
ちゃんとみんなは居た。
でも、どこでも……
ノキオ宅
ノキオ
ノキオ
はぁ?何で来たんだよお前、帰れよ
名作
名作
ちょっ、ノキオ
ノキオ
ノキオ
(バタンっ(ドアを閉める))
むすび宅
むすび
むすび
弟達が怖がるです!
帰って下さい!!
高菜
お兄ちゃん〜。゚(゚´Д`゚)゚。
むすび
むすび
大丈夫ですからね、
すぐに追い返しますから。
名作
名作
な、何で…?
むすび
むすび
早く!帰って下さい!!
スウィーツ宅
スウィーツ
スウィーツ
え、と
まぐろ谷くん何で来たの?
名作
名作
はぁ?
名作!!め!い!さ!く!
スウィーツ
スウィーツ
ごめんごめん
で、何で来たの?
名作
名作
みんなが可笑しいんだ…
スウィーツ
スウィーツ
……?
可笑しいって…?
スウィーツ父
スウィーツ、誰と話しとるん……
!何スウィーツと話しとんねん!帰れや!!
名作
名作
え、あの
バタンっ(ドアを閉めた音)
名作
名作
ボルトの家は遠いしなぁ……
ツンデレラ宅
ツンデレラ(デレ)
ツンデレラ(デレ)
えっ…と……
ごめんね、名作くん
帰って
名作
名作
何で!?
ツンデレラ!
ツンデレラ(デレ)
ツンデレラ(デレ)
ごめんね。
(バタンっ)
その後も、
どこにいっても。
駄作くんの家も、シャー田一くんの家も、つる公の家も、寝太郎くんの家も、学校の職員室で先生と話そうとしても

追い返された。
公園
名作
名作
……もしかしてここって、本当に異世界なんじゃ……
ここは…もしかして『僕が嫌われている世界』?

早く帰らないと……

僕はスマホを取り出して、さっき試した異世界への行き方について調べた。

この世界にもその方法はあって、
色んな情報があった。

その中の一文に目がいく。
名作
名作
……え
名作
名作
そ、んな…嘘でしょ?
ーーーーーーーーーー
〜元、名作が居た世界〜


🆓side
むすび
むすび
名作くんが居なくなったです!
ボルト
ボルト
あのウワサは本当だったのか……
つる公
つる公
マジヤバみ。
ワンスタめっちゃ伸びるんすけど()
そんな事を話していると、スウィーツが声を上げた
スウィーツ
スウィーツ
ノキオ!
何やってるの!?
ノキオ
ノキオ
……
むすび
むすび

どうしたんですか、スウィーツ
スウィーツ
スウィーツ
知らないの?
あの異世界に行く方法!
異世界に行った人は…
ーーーーーーーーーー
名作&スウィーツ
『二度と、戻れない』…
ーーーーーーーーーー
ホー助
ホー助
名作くんは、自身が嫌われている世界で暮らすんでしょうね。
元いた世界に戻れないまま、永遠に……
ホー助
ホー助
では、次の演劇をお楽しみに!!
余談:この話は、小雪のリア友から聞いた物です

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